2017/11/16

【今日の言葉150】

恥ずかしいのは、負けないこと。


近代資本主義下の現在社会において、勝負を避け続ける思考プロセスは、世の中を悪くする重要なひとつの原因である。
心がけの正しいギャンブラーは、損失をリスクを取った結果として消化することができる。
その負けを消化できる者だけが、真のリーダーとして上に立つ資格を持つことができる。

(大阪商業大学学長でカジノ研究家の谷岡一郎 著書「負け方の王道」より)

世の中、人生のあらゆることはリスクと決断の勝負事の連続。
勝負事で自身の胆力(判断力、決断力、行動力、責任力)を鍛えることは重要だと思うのです。

少子化(告白しない、結婚しない、子供作らない…)や、
デフレ(将来が不安だから使わない、買わないから価格が安くなる…)、
粉飾や偽装(エリート社員が経営者になってもリスクをとれないから経営がじり貧になる、失敗は隠したい…)など、社会問題はほとんど日本の「勝負しない、リスクをとりたくない、現状維持でいい(実際はじり貧になる)」思考が原因なんじゃないかなと思えますね。

谷岡先生の一連の著書は、普段公営ギャンブルなんてやったことない人こそ、必読です。起業はもとより、管理職やリーダーになる人はリスクや損失に対する免疫はつけておいたほうがいい。そういう免疫のないタイプの人には、これらの著書人生の行動指針になると思います。統計的知見+勝負の醍醐味に基づいた内容ですが、読むのにはそれほど統計の知識は必要ありません(統計的知識があったほうが納得感は強いですが)。

品質工学(タグチメソッド)のコンサル・研修・セミナー・講演のことなら
株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

技術者向け統計手法教育のご案内

 メーカ様から要望の多い、統計手法教育も実施しております。「品質工学以前に、統計の”ト”の字も知らない」とのことです。

 まったくの統計手法の初心者の方を対象に、全12回で「仕事に使えるスキル」を学ぶことができます。御社に訪問して数名~20名程度までを対象に講義、演習を実施します。演習では弊社提供のExcelツールを使用し、セミナー後も自由にご使用いただけます。

 月2回で6か月、月1回で12か月で修了できます。もちろん、QC検定(2~3級)対策にも最適です。

標準的なプランで、1日3時間講義・演習+オプションで1時間個別相談・事務局打ち合わせ、の3時間または4時間です。
(1回の訪問で2~4コマまとめて実施することも可能)

お問い合わせ
https://data-engineering.co.jp/contact/

<標準的なシラバス>
第1回 統計的手法の概要(考え方、学習のメリット)
第2回 データの種類、データの変換、母集団とサンプル、基本統計量
第3回 QC7つ道具、工程能力指数
第4回 管理図、正規分布と確率
第5回 大数の法則、中心極限定理、平均値の信頼区間
第6回 平均値の有意差検定、t分布
第7回 2つの分散の比の検定、F検定(分散分析へのブリッジ)
第8回 実験計画法①:フィッシャー三原則、平方和の分解、自由度、一元配置
第9回 実験計画法②:二元配置(繰り返しなし、あり)
第10回 実験計画法③:直交表の場合、品質工学(パラメータ設計)との違い
第11回 相関分析(単回帰分析)
第12回 重回帰分析、T法

2017/11/11

化学系テーマにおけるパラメータ設計

品質工学のパラメータ設計では化学系の事例が少ない。紹介されている事例では、主反応、未反応、副反応を機能窓で評価する程度で、本質的な機能にまで立ち返った事例は少ない。化学反応のエネルギー変換は、分子レベルで行われるので、実物実験ではそもそも計測が非常に困難ということもあるのだろう。

化学系でパラメータ設計があまり使用されていない理由の1つとして、目的特性(薬効やその安定性)について制御因子間の交互作用が大きいことが挙げられる(他にも、シミュレーションの実験がしにくい等の課題もある)。

化学系の制御因子に交互作用が大きいのは、それが生成物の目的特性を決める直接の因子でなく、作業者が直接操作できる因子(操作因子)になっているためである。具体的には原料や添加物の種類やその組成、それらの調合順序、反応温度、反応時間等である(図の青マル)。

生成物の目的特性を決める直接の因子は、生成物の官能基などの構造である(図の緑四角)。したがって、生成物の目的特性を得るためには、このような「本当の制御因子」を見つける必要がある。本当の制御因子が分かれば、その因子の水準値を得るための具体的なアイデアを創出する手がかりになる(化学系の場合、どんな操作因子を使えばよいのか等)。

このような「本当の制御因子」をシステマチックに探しだす方法がある。リコーの細川氏が提唱したCS-T法である。詳しくは文末のリンクを参照されたい。CS-T法ではこの「本当の制御因子」のことを「現象説明因子」といっている。

2017/11/02

【大阪開催】”最速で”中級者になる超実践品質工学

第7回ジェダイト テクニカルミーティングのお知らせです。
学習経験者や実践経験者の方が、最速で中級者になれるように、最も効率のいい手順で超実践品質工学を伝授いたします。
品質工学の目的と狙い、最重要のメソッドである機能性評価とパラメータ設計を1日で体系的に学べます。機能やノイズを考える参加型演習、SN比の計算演習を通して考え方を体感できるようになっています。

少人数で、じっくりと質疑応答もでき、なんでも聞けます。
過去に一度勉強してみたけど理解できなかった方も、目から鱗が落ちること
請け合いですよ。

※このようなセミナーを社内でやってほしい方も大歓迎です。お問合せを。



■■■ジェダイト テクニカル・ミーティング■■■

”最速で”中級者になる超実践品質工学
 (機能・ノイズ・SN比の演習つき)
~基礎からの丁寧な解説と演習を通して、最速で中級にステップアップ!~

【日時】
  2017年11月17日(金)10:30~17:30(受付開始 10:15)
【場所】
  株式会社ジェダイト 大阪本社
【参加費】
  21600円(税込、事前振込)
【募集人数】
  10名様
【お申込み方法】
  下記のお申込みフォームに必要事項をご入力の上、
  お問合せフォームに送信してください。
  請求書と振込み先をご案内いたします。

------【お申込みフォーム】-----------------------------------
申込書
ジェダイト テクニカル・ミーティング(2017/11/17@大阪本社) 
●会社名・所属:
●お名前(ふりがな):
●メールアドレス:
●日中電話番号:
●お支払い方法:事前振込み/当日現金払い
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【内容を一部ご紹介】
1. なぜ品質工学が必要か
 不具合の8割は設計起因、あとになるほど高くなる修正コスト
 悪魔のサイクル、信頼性試験における3つの壁、目指すべき開発プロセス
2.機能性評価(機能の安定性評価)
 悪魔のサイクルへの対応、なぜ短時間で評価できるのか?
 機能性評価で設計品質の見える化を!
3.機能性評価を超・実践するには
 機能性評価の手順、機能の定義方法、ノイズ因子設定ガイドライン
 【演習】身近な製品で機能とノイズを考える
 エネルギー比型SN比
 【演習】エネルギー比型SN比を計算してみよう
 事例:LED(購入部品)の評価時間が1/10以下に!
4.超実践パラメータ設計
 何のためにパラメータ設計を実施するのか、解析データの見方が重要!
 解析ツールの使いどころ、
 ピンチのマル秘脱出方法(再現しない場合、利得が小さい場合)
 事例:QCDを実現する直交軸ギヤ―ドモータのパラメータ設計
 パラメータ設計解析ツールのご紹介

 ※内容が若干変更なる場合があります。ご了承ください。

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