2015/12/25

【お知らせ】「技術士を目指そう!」セミナー開催(1/30@大阪)

日本技術士会近畿本部経営工学部会の主催で、恒例の「技術士を目指そう!」セミナーが開催されます。

これから技術士経営工学部門の1次、2次試験を受験しようという方には必見です。
経営工学部門の技術士らの体験談講話のほか、技術士に直接相談を受けたり、コンサルタントとしての経験談を聞くことができます。また、技術士と目指す同志と触れ合うことで、受験へのモチベーションが高まること請け合いです(下名も2次試験受験前に参加して有用あ情報を得ました)。

2016 年 1 月30 日(土) 13:30~16:30
会 場 大阪工業大学 うめきた ナレッジセンター(グランフロント大阪タワーC9 階)

参加無料です。先輩技術士と直に触れあう機会ので、ぜひご参加ください。

2015/12/24

【今日の言葉131】

本人が出来ると思えばできる。
できないと思えばできない。
いずれにしてもその人が思ったことは正しい。
(フォードモーターの創始者 ヘンリー・フォード氏)


2015/12/23

【お知らせ】品質工学セミナー入門コース(2/18~19@大阪)

年2回大阪で行っております、日本規格協会の品質工学セミナー「入門コース」が、
2月18日(木)~19日(金)の2日間にて開催されます。
初心者の方はもちろん、品質工学を社内展開される方、経験者の方でいまいち品質工学の考え方がしっくりきていない方、学びなおしたい方に最適です。また、ベテランの方やコンサルタントの方にとっても、気づきのある内容と自負しています。

(以下過去の記事より再掲)

毎回好評で受講生の方に、品質工学を実践していただくきっかけをつかんでいただいています。過去のアンケート結果 1 2

<本コースの特徴>
●品質工学の全体像がつかめる
●基本や本質が理解できる
 ・品質工学セミナー指定教科書「はじめての品質工学」以前の、あまり本には書いていないけど“本当は大事なこと、あまり言ってくれないこと”が分かる
 ・実際に困る点への対応や、ちょっとしたコツが分かる
 ・どういう場面で品質工学(特に、機能性評価とパラメータ設計)を使うのかが分かる
 ・演習で考え方を体感できる
●計算やツールに対するフォローもばっちり
 ・帰ってすぐ使える「パラメータ設計実験シート(Excel)」付き
#次回以降の配付は未定です。

<本コースの基本方針>
●とにかく、基本である「機能性評価」が大事!
 これをシッカリ理解して帰っていただきます。
 これが分からずパラメータ設計に走ってはいけません。
●実際に便利なのは「パラメータ設計」!
 すぐに理解しにくい「直交表」「SN比」「要因効果図」は
 ツール(無償配布)に任せて、まず実務で“使ってみる”
 ことが出来るようになることを目標とします。
●それ以外の手法は、概要を押さえていただきます。

品質工学セミナー用に書き下ろした最新のテキストを使用します。
初心者のかたも、いちど実践したが挫折したかたも、教育や推進を行っているかたにも役立つ、絶対に損させない内容と自負しております。

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

【お知らせ】第25回 JUSEパッケージ活用事例シンポジウム(1/26@東京)

来る2016年1月26日(火)東京にて、第25回 JUSEパッケージ活用事例シンポジウムが開催されます。

開催案内・プログラム
http://www.i-juse.co.jp/statistics/jirei/sympo/25/

下名も、この中で、エネルギー比型SN比についての解説講演を行います。
講師 鶴田 明三 株式会社ジェダイト代表取締役・技術士

タイトルと概要
「StatWorks/V5(品質工学編)の新機能”エネルギー比型SN比”を用いた設計品質の評価」

 エネルギー比型SN比でタグチメソッドの解析がシームレスに行える解析ソフトウェアはStatWorks/V5だけである. エネルギー比型SN比は,タグチメソッドの新しい評価尺度であり,データの数や信号値の大きさが異なる場合でも,ケースバイケースを気にせずに適切な解を得られる.本稿では,従来SN比の問題点を具体例でひも解きながら,StatWorksを用いたエネルギー比型SN比の計算例によってその改善効果を示す.


口頭によるエネルギー比型SN比の本格的な解説は2008年以来であり、演者とのディスカッションの貴重な機会となります。

このブログでは何度かご説明しているように、品質工学にエネルギー比型SN比を使用することによって、さまざまな実用的なメリットが生まれます。講演では具体例を用いながら、エネルギー比型SN比の概要とメリットをわかりやすくお伝えします(特に、今回の聴講者の方々は大半品質工学の専門でないため、講演ではよりわかりやすく配慮する予定です:予稿集のほうは数式を追えるような構成にしています)。

そのほかにもデータ解析や改善手法に関する発表がいくつかありますので、この分野に興味のあるかたには、興味深い内容となっています。

参加無料ですので、お時間の許すかたは是非ご聴講をお願いします。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/11/23

信頼性試験は万全の方法か(4)

 さいごは「時間の壁」。信頼性試験のなかには、数千時間の試験時間が必要なものが多い。信頼性試験では使用段階の実時間(たとえば10年=87660時間)を「加速」という考え方を使って、数百~数千時間に短縮しているにも関わらずだ。

 そもそもなぜこんなに長い試験時間を必要とするのだろうか。「数の壁」のところでも述べたが、信頼性試験では寿命や故障(率)を対象にする。つまり品質を定量化するためには、寿命が来るまで、つまり故障するまでの試験が必要なのだ。ある購入電子部品では、従来は10,000時間以上の試験を実施していた。時間がかかっても合格すれば次のステップに進めて報われるが、試験の結果不合格になるとどうだろうか。もう一度部品の選定をやりなおしたり、設計を変更したりして、また長時間の試験を実施する必要がある。

 設計変更や修正を速く行って、短時間に品質を確保したい設計・開発の現場にとっては、このような時間のかかる試験を設計・開発段階で繰り返し実施することはできない。したがって、ここでも何か工夫をして、短い試験時間で品質をチェックする方法が必要となるわけだ。

 まとめると、開発・設計の初期段階で用いる品質チェックの方法として、信頼性試験に代わる、「使用段階の条件を模擬した複雑な条件で」「少ないサンプルで」「短時間で」実施できるような新しい品質のチェック方法が求められている、ということが理解できたかと思う。この方法論については、また別の記事で詳しくひも解いていきます。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

信頼性試験は万全の方法か(3)

 つづいて「数の壁」。信頼性試験ではたとえば、90%のサンプルが故障せずに生き残る年数を寿命としたり、逆に何時間と試験時間を設定して故障率を求める。それらが、あらかじめ設定した寿命や故障率の基準を満足しているかどうかを調べるのだ。

 信頼性工学は、非常に統計学と関係の深い学問で、そのなかの信頼性試験のやり方の設計や、信頼性の判定には統計を活用する。前記の「90%のサンプルが故障せずに」というためには、割合が求まるだけのサンプルの個数が必要だ。

 たとえば100個中90個ということだ。また「試験○時間後の故障率が0.1%以下」というような基準の場合は、故障率が求まるようなサンプルの個数が必要となる。100個では0.1%以下の判定はできない。詳しい話は省くが、仮に90%の正しさで(これを信頼度90%、あるいは危険率10%という)故障率0.1%以下を主張するためには、2300個のサンプルを試験する必要がある。ほとんどの製品では、設計・開発段階でこれだけのサンプルを準備することはできない。できたとしても試作や計測のコストや手間がかかりすぎて現実的ではない。

 統計に頼ることと、ある基準に合格したかどうかという判定方法(0・1判定)では、サンプル数という点で課題がある。したがって、設計・開発の初期段階というサンプル数があまり準備できない状態では、何か工夫をして少ないサンプル数で品質をチェックする方法が必要となる。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

信頼性試験は万全の方法か(2)

 まず「複雑さの壁」だ。信頼性試験というと、一般には使用段階の環境を模擬していると思われがちだが、そうではない。信頼性試験は、ほとんどが単一の要因に対する試験なのである。

 たとえば、高温放置試験、ヒートサイクル(温度の上げ下げ)試験、振動試験、…といったように、単一の要因について合格の基準値(例:80℃環境で1000時間放置したあと正常に動作すること)に対する合否を判断する。

 ところが、実際に製品を使用するときを考えてみよう。たとえば講演でレーザポインタを使っている。室内で使用していても、夏場と冬場では環境温度は異なる。また手のひらからの熱や塩分を含んだ水分などが伝わっている(高温、高湿、腐食性イオン)。ボタンを繰り返し押している(繰り返し応力、摩耗)。講演の調子があがってきて、ポインタを振り回しはじめた(加速度、振動)。誤って落としてしまうかもしれない(衝撃)。

 このような一見、室内のマイルドな環境での使用でも、「さまざまな種類のストレス要因が」「同時に」「繰り返し・継続的に」(これらをまとめて「複合的に」という)製品に、加わるので、製品の身になればたまったものではない。自動車だともっと厳しい環境だ。人工衛星の使用環境になると想像もできない(笑)。

 つまり製品の使用段階では、信頼性試験で行っているような単一の要因だけでの使い方というのはあり得ないのだ。信頼性試験の条件において、使用段階という非常に複雑な環境や使用条件が模擬できていないのである。

 信頼性試験で合格して、出荷前の検査も合格したはずのピカピカの製品が、期待に反して短い使用期間で故障したり性能が低下したりすることがある。信頼性試験の条件と使用段階の環境や使用条件が異なるわけなので、出荷前には思ってもいなかった(でもよく考えればあり得る)ような「複合的な」条件で、試験では見つからなかった不具合が発生するのだ。

 したがって、製品の使用段階での品質を確保するためには、使用段階の条件に合うような複雑な条件で製品の品質の「実力」を調べる必要があることがわかる。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

信頼性試験は万全の方法か(1)

 製品や購入部品の品質が確保されているかどうかを確かめたり調べたりするために、製品開発の途中の段階で――製品なら開発終盤の試作段階で、購入部品ならそれを選定する段階で――信頼性試験を行っている。

 信頼性試験にはいろんな種類や目的があるが、ここでは寿命試験や耐久試験ともいうような、製品や部品の寿命や故障率を調べるような試験について考える。

 製品開発を行う際には、通常、製品企画段階で定められられた「設計すべき品質」において、製品出荷後の品質レベル(寿命○年、市場故障率○%)が示される。製品を設計、試作後にその品質レベルに適合(合格)しているかどうかを信頼性試験で調べる。合格すれば晴れて、「この“設計した品質”で問題ない」となり、量産・出荷に移行するわけだ。
 
 なお、注意してほしいのは、製品には製造のできばえの品質もありますので、信頼性試験に適合した設計であっても、製造のできばえが悪いと製品として不適合(不合格)になってしまいうので、正しい設計図面どおりの製品が作られているかどうかは、製造工程内や製品出荷前の「検査」で調べるのだ。

 信頼性設計は「設計した品質(設計のできばえの品質)」のチェック、製造工程での検査は「製造のできばえの品質」をチェックしていることを押えておこう。

 さてこのように、設計で品質が確保できているかどうかのチェックは従来信頼性試験をおこなってきたわけだが、これが最良の方法なのだろうか。以下に、信頼性試験における課題を3つの視点で示す。

(1)複雑さの壁(品質に関係)
(2)数の壁(コストに関係)
(3)時間の壁(納期に関係)

これらについて以降の記事で解説する。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

開発の後期になるほど高くつく対策コスト

 製品が出荷された後の使用段階での不具合やクレームの主要因は、お客様のほしい機能や、使用段階での使い方、環境条件を考えるべき設計・開発段階にある。設計・開発段階での検討もれや考え方の修正はどの段階で行えばよいのだろうか。

 ある調査では、設計・開発段階で不具合が発覚した場合の対策コストを1とすると、生産開始前でその10倍、製品出荷前で500倍、市場出荷後では実に10,000倍もの修正コストがかかることが示されている。この例では設計・開発段階に間違いと気づいた場合の修正コストは$20なっており、図面の訂正にかかる時間の人件費相当(下名推定)と計算されている。これが市場出荷後の不具合発覚となると、発生コストは$1,000,000すなわち1億円レベルと試算されている。

 つまり、設計・開発段階での見落としや間違いが市場出荷後まで見つからず、お客様の使用段階で発生してしまった場合、多くの場合製品全数への対応(交換、修理、保証など)になるため、膨大な対策費用が必要となるのだ。人命が係わるような製品や、社会システムなどでは、社会に与える損失の大きさを考えると、さらに対策コスト大きくなることは明白である。

 この分析からも分かるように、不具合の発覚が後になるほど対策コストは文字通り指数的に大きくなっていくので、品質への対応はできるだけ早い段階、できれば設計・開発の初期段階で行っておきたいわけだ。

 技術者は優秀なので、見落としや間違いが分かりさえすれば、すぐにその対策を考えて、設計変更する、方式を変えるなどの対策を打てることが多い。なので、大事なことはいかに設計・開発の初期段階で、品質を「見える化」するかではないかと考える。

 以降の記事では引き続き、見える化について考える。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

秋のワインメニュー(3)

はい。この時期お約束のボジョレー・ヌーボーですね。試飲したもののなかで、もっともフルーティなのを選びました。この瓶、ペットボトルです。すぐ飲むのでまあいいかと。

手前は、ポークのプラムソースがけで、甘いソースがフルーティなボジョレーに合います。

その奥の右は、砂肝のアヒージョ。キノコやジャガイモにもにんにくとアンチョビがしゅんでいて、うまいです。

その奥左は、生のカリフラワーのサラダ。しゃきしゃきで癖もないので大量に食べられ、ビタミンも豊富です。

風邪やインフルが流行りだしていますので、しっかり食べて体も冷やさないようにしましょう。



秋のワインメニュー(2)

こちらはカモの新メニュー。コンソメで煮た大根にたっぷりのカモローストのせ。味は意外に、大根おろしとねぎとポン酢で和風です。
うしろは既成の加にクリームパスタと、娘の大好きな生春巻き。
カモにはやはり赤が合う。クーボ・セレクシオン2011というスパニッシュワイン。


秋のワインメニュー(1)

北海道は美瑛産のでっかいユリ根を使って、ほくほくのグラタンを。
また、カモが夫婦とも大好きなので(しかもグラム300円台と結構リーズナブルなので)ローストにして再登場。右下はタコとセロリ、じゃがいもの定番マリネサラダ。
赤ワインはソテロ・デ・ブーリャス2009というスパニッシュワイン。セットものの1本。




2015/11/15

京都品質工学研究会で講演ほか

11/13(金)は、京都品質工学研究会にご招待いただき、2時間半の講演をさせていただきました。

前半は品質工学(とくに機能性評価)を開発設計の上流で取り入れて、製品使用段階での品質を早期・短時間に見える化する取り組みをお話ししました。後半は、ノイズ因子や設計リスクのシステマチックな抽出方法である、XCN(クロスチェック付きなぜなぜ分析)の概要をご紹介しました。

非常に活発にご質問いただき、大変関心が高かったという印象です。

とくに、「いままで聞いた品質工学の話のなかで、一番役に立った」とのご感想もいただき、品質工学活用のすそ野が少しでも広がったことが収穫でした。品質工学で設計や開発のコンサルをやっているものとしては、冥利に尽きますね。

その後は、G社のIさんと飲みに行き、京都の夜を満喫しました。

先週は月、火曜も関西の某大手電気機器メーカにて2日間の、品質工学実践講座の社内研修を実施させていただき、こちらも良い経験になりました。参加者全員の方が、職場に帰られてからの「次のアクション」を明確にされて修了したことが、なによりでした。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/11/03

【今日の言葉130】

そもそも誰もが同意し、反論の価値がないような主張をしたところで、自分の存在意義をだせないのではないか。
((株)プレミアム・インベストメント&パートナーズ代表 午堂登紀雄氏)

さらに、「読者に論争を巻き起こし、考え、行動してもらうきっかけを」作るべきとしている。

来年はそのような、きっかけを発信できるかもしれません。


2015/11/01

現場や実務者の立場を徹底した、品質工学のようなもの

忙しさにかまけていたわけではないが、10月のブログ更新はゼロであった。
会社の業務(含むあちこちに出張)以外にも講演や執筆、休日はアウトドアにとあわただしく、充実して過ごせているのではあるが・・・

さて、以下は最近品質工学について考えていることである。つまりトップランナーを対象にするのではなく、以下にマスを底上げするのかという現実的な議論である。

パレートの法則によれば、本やセミナーや社内教育などで品質工学に出会った人の中で、それを理解して「いいね」とアンテナが立つ人が2割とする。その中の2割が実際に行動を起こす。その中のさらに2割が品質工学でなんらかの成果をもたらすと考えると、成功するのは品質工学に何らかの形で触れた人の0.8%という狭き門である。残り99.2%の人には品質工学は不要な考え方なのだろうか。一部の高度な技術力、有能な技術者(研究者)、リソースが潤沢にある開発組織だけのものなのだろうか。

品質工学は故田口玄一氏が半世紀を費やしてほぼ独力で創造した、技術論・方法論の結晶である。これを一部の技術者、組織だけのものとするのは余りにもったいない。より多くの方が、より広い範囲で品質工学を設計・開発の現場では使い、成果を出せないものだろうか。社内の指導・推進者やコンサルタントはここをよく考えたい。

そこでいわゆる学会的な理想論・原則論の立場だけではなく、現場や実務者の立場を徹底した考え方が提供できなかと思い、これまでもその立ち位置で研究や講演・セミナーを提供してきたつもりである。つまり、実際に実行に移し、成果を出すための実務者のためのアウトプットである。それゆえ意図的に「タグチイズム」から逸脱せざるをえない場面もある。下名の思いは歩留り2割の部分を少なくとも8割にすることにある。

来年のQESのころまでには1つの解をまとめたいと考えている。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/09/21

夏の青森~北海道旅行(10日目)

8/17(月)、10日目。いよいよ最終日。

お盆の時期なので、昨日日曜に帰るのと、1日休暇をいただいて月曜に帰るのとでは、飛行機代が3人で4万円以上違ってくる。この日は会社もリレイアウトや大掃除というこもあり、1日長めの夏休み。

最終日は飛行機の時間もあるので、札幌をさらっと。
朝食は、宿泊地からほどちかくの、東武ホテル1Fにあるb'z cafeのモーニングを。調度品が超オッサレ~で、リビングのインテリアの参考にしたいほど。プリンの瓶に卵とポテトサラダが入った、エッグスラットなるものを食す。素朴ながらパンと食べるとうまい。

その後、羊が丘展望台大倉山ジャンプ競技場とめぐって、空港へ。写真のとおり、大量の戦利品たちと一緒に帰ってまいりました。体重が… ^ ^;






夏の青森~北海道旅行(9日目)

8/16(日)、9日目。

早朝からファーム富田へ。この時間なら人は少なく、ゆっくり見れる。ベタだが、富良野まできてスルーすることもあるまい。園内で、ラベンダーはちみつのプリンやサイダーなどを食す。隣接する、とみたメロンハウスで、メロンクリームの入ったリアルめろんパンを。ここのひまわりはとても丁寧に管理されているのか、とても美人。

引き続き、日の出公園へ。ここもこのブログではおなじみのスポットだが、驚くほど人が少ない。たしかにラベンダーは終わっているとはいえ、まだまだ美しい花々が咲いているし、なによりも、展望台からの眺望はすばらしい。アーチ状の鐘も絵になる。

車を東にすすめて麓郷へ。アンパンマンミュージアムの駐車場を抜けて、小高い丘へ。麓郷展望台である。個人的には富良野地区ではここが一番のお気に入り。さいわい、先客が1組いただけで、がらがら。この時期ではあきらめていたラベンダーも、まだ紫色をきれいに留めたまま満開!富良野の町や連峰とのマッチングも最高です。ちなみに、3段目左端の写真はよくポスターなんかで見る、ファーム富田のそれではありません(今年はもう刈り取って土色でしたから)。麓郷にこんなに整備された花園があるんですね。

お昼はさらに南下して、南富良野は落合にある、Farm&Cafeベリーズ。広い庭にベリー園や、ハンモックがあったりとのんびり落ち着けるところ。そば粉と鹿肉のソーセージを使ったガレットと、魚介たっぷりのパエリア。後者はアルデンテのお米に魚介のだしがたっぷりしみ込んでいて、めちゃうま。

占冠まで出て、そのまま高速で札幌へ。足寄~夕張の高速がつながったおかげで、富良野からの帰りも便利になった。

札幌では、ジンギスカン羊屋ヨウジへ。すすきのの繁華街からすこし路地にはいった、ビルの2階と、一見さんには入りにくそうな店に見えるが、すっきりと清潔でおしゃれな内装に、女性2人だけのスタッフで切り盛りしているので、おひとり様やファミリー、女性だけでも安心。ここは以前北海道に出張できたときに、現地の方に教えていただいたところなので、味はお墨付き。ラムやロースはもちろんだが、豊富なホルモン類や、ほとんどのお客さんが頼むという、鍋のふちで焼く卵焼きが、ビールのあてに絶品。

札幌の夜歩きをしていると、狸小路は祭りなのかすごい人出。大通公園ではビールまつりが(ここもあまりの人の多さにスルーしてしまったが)。とちゅうで、札幌タイムズスクエアの菓か舎(かかしゃ)で、買い食いをして、最後は、ラーメン信玄にて、あっさり塩とこってり味噌の2つのラーメンを、夫婦2人でぺろり。うーん、この年になって少し不健康かと思いつつ、納得のうまさで完食できてしまうのであった。


夏の青森~北海道旅行(8日目)

8/15(土)、8日目。

前半は初めての青森から、久しぶりの道南を回ってきたため、ある意味の緊張感もあったが、わが故郷(と勝手に呼んでいる)美瑛についてからはゆったりとしたものである。特に細かい予定などを決めずに好きに過ごす。

朝食前にさわやかな朝の散歩。宿から2,3分歩いた畑には、今年はヒマワリがきれいに咲いていた。連作はないので、来年はまた違った景色になる。

朝食をいただいたのち、宿のご家族とお別れして、美瑛の丘探訪。観光農園も好きで毎年行くが、地点と地点の間にも名もなき美しい丘が点在しており、新しい自分だけの景色を見つけることができるのも美瑛の魅力である。美瑛の観光農園といえば、人は多いがやはり「四季彩の丘」。花の手入れが素晴らしい。入園無料だが、200円程度の保全費のカンパをお願いしたい。

昼食は、白銀街道沿いにある、「歩人(ほびっと)」。まずはキンキンのノンアルコールビールでのどを潤す。サービスおつまみのドライサラミやベーコンがうれしい。この店のおすすめといえば、やはり無添加手作りのソーセージ、ハム類。盛り合わせを注文し、北海道の中でも屈指のうまさであるほびっとカレーを注文。独身時代および子供が小さいときにはちょくちょく訪れていた店だが、最近は意外と来ていなかったことに気付く。やはり変わらぬ味。

白銀街道を少し南下すると、あまりにも有名な青い池の少し手前にピルケの森という公園がある。ここでバドミントンなどをしながらしばし休憩。ほど近くの美郷不動尊のおいしい水(バナジウムを含有しており、体にいいらしい)を飲む。これでコーヒーやウィスキー、おいしいだろうなあ。

おやつに喫茶「カーブ」のアフォガード(アイスクリームのエスプレッソ掛け)をいただく。この間だけ、すごい雨。雨も止んで次の場所は、「かんのファーム」。ここの花も美しいが、近年、ここが有名なのは、国民的アイドルグループ(もういいか)嵐の、「5本の木」(「嵐の木」ともいう)。かんのファームからはかなり離れたところにあるので、三脚に望遠を使ってパチリ(って、昨年も撮ったか)。ラベンダーはこの季節ではもうカリカリ。

ほかにも、白金模範牧場で美瑛一といわれるソフトクリームを食べたり、美瑛選果というJAのマーケットや、道の駅びえい「丘のくら」などにも寄ってお土産類をゲット。今晩の宿泊地である富良野へ歩を南にすすめる。宿泊はラベンダー畑の丘の上に立つ、ハイランドふらの(もちろん、この時期はラベンダーはもう終わっているのだが)。温泉につかっておつかれさん。




2015/09/06

夏の青森~北海道旅行(7日目)

8/14(金)、7日目。

昨晩はビアホールで洋食だったので、小樽の朝はやっぱり鱗友朝市のんのんさんの一番人気小樽丼(うに、貝紐つきホタテ、いくら)。ホッキ貝もイケスからシメたてを刺身で。一人前のボリュームがすごい。

今回は小樽の町散策はなし(何回も行っているし、今回は青森のお土産がたくさんあるから)。朝から車をいっきに旭川方面に向ける。一度入ってみたかった、大雪山最高峰の旭岳がお目当て。登山にはそれなりの準備がいるので、今回はロープウェイで姿見駅へ。あいにく、山上はガス。それでも、歩いているとところどころガスの晴れ間があり、景色が開けた。コンビニで調達してきたノンアルコールビールと弁当をいただく。コンビに弁当でも山でのごはんはおいしいですね。姿見の池に到着。水面に映る山なみは拝めなかったが、今度はぜひ自分の足で旭岳から黒岳までを縦走してみたい(できれば紅葉の季節に!)。

下山して、北美瑛は坊主山のふもとにある就実の丘へ。以前は知る人ぞ知るスポットであったが、最近はガイドブックにも載るように。雨上がりの日の射しかたが絶妙で、ほかに来客もなく美瑛の町並みをゆっくりと堪能できた。

第二のふるさとと言ってもよい(と勝手に言っているだけだが)美瑛に到着。今夜の宿は、毎年お世話になっている、美瑛丘の宿四季さんだ。なんか、「帰ってきたー!」という感じでほっとしますね。写真のようなお料理に舌鼓をうち、庭先で花火もさせていただき、のんびりした気分ですごせました。



夏の青森~北海道旅行(6日目)

8/13(水)、6日目。

今日はリベンジの共和町神仙沼からスタート。まずは駐車場脇から200mほどのところにある展望台へ。やはりガスがかかっているが、それでも少しねばっていると、写真のようなような眺望が拝めた。駐車場に戻って、反対側には遊歩道がある。すべての沼を回ると結構な距離もあることから、神仙沼までの往復コースを選択。ところどころで晴れ間も出て、透明度の高い水面に映る空や緑が美しい。

つぎに羊蹄山(蝦夷富士)がきれいに見えることろに行きたいと思い、倶知安町のそば屋羊蹄山の池のほとりに行ってみたが、雲がかかっており、裾しか拝めず。もちろん水面に映る逆さ富士もだめだったが、青空はでていたので、水面はそれなりに美しい。

次に京極町のの駅・名水の郷きょうごく「名水プラザ」と噴出し公園に。駐車場の道の駅から200数十段の階段をがんばって登ると、京極町や中岳・喜茂別岳などの山なみが一望できる。階段を下りて脇の散策路を入ると、噴出し公園へ。水量が豊富でマイナスイオン全開という感じで、心が洗われる。もちろん、清涼な湧き水を飲んだり、顔を洗ったりできる。売店で「名水コーヒー」もいただいた。

昼すぎに洞爺湖につく。そば蔵で幌加内産のそば粉を使った天ざるをいただく。天ぷらのボリュームもすごいのに、雑穀米のおにぎりまでつく。うめぼしの天ぷらが珍しい。

洞爺湖までは湖畔沿いの道を来たので、どこからでも湖は見えるが、一番眺望がよいのはサイロ展望台。駐車場からお土産売り場を通り抜けると、絶景が広がる。カップルの熊の剥製もお出迎えだ。昭和新山を横目にみて、少し高台にあるいこいの家の温泉へ。銭湯料金で写真のような絶景パノラマ温泉につかることができる。風呂上りは、北海道限定のガラナで一服。

車を一路北へ北へ。中山峠でもう一度羊蹄山を見れるチャンスを覗ったが、やはりガス。小樽には夜に着いたので、運河のほうにでて、小樽倉庫No.1にて、小樽ビールをぐびり。お疲れー!




夏の青森~北海道旅行(5日目)

8/12(火)、5日目。

この日の朝にすばらしい書店に出会う。函館の蔦屋書店だ。この書店に通うためだけに函館にしばらく住んでもいいと思えるほど、洗練された書店である。本だけでなくCD/DVDや雑貨など品揃えもよい。朝食は書店内にあるスタバで。こんなにいい書店が朝からオープンしていて、しかもガラガラ(潰れないでね)。イートインスペースの壁にも上のほうまで雑誌類が展示してあり、自由に手にとって読める。スタバでは、北海道限定のタンブラーもゲット。

函館といえば夜景だが、今回は早朝の函館山から函館市街を一望。車があれば、ロープウェイを使わずに山頂までいける。一度歩いても登ってみたいものだ。今日も天気もよくきもちいい!

べたなところ続くが、引き続き大沼公園へ。人が多いのは駐車場から入り口付近だけで、1周1時間ほどの散策路は人はまばら。きれいな公園だが、やはりここは秋の紅葉がベストなのだろう。次の移動のとちゅうで、久保田牧場ミルクパーラーのアイスクリームを。昆布味、赤ワインレーズン味、バニラ味を食す。「低オーバーラン」という特殊製法なのだとか。

目標の昼食地点はまだ先なので、車をJR森駅まで走らせ、これまた名物のいかめしをいただく。小さい箱に小ぶりのイカ(足なし)が2杯入っている。味も濃すぎず、ぺろりといける。

おめあての、長万部は国道5号線沿いの三八飯店につく。盛況で20分ほど待つ。ここの名物は浜ちゃんぽんとあんかけヤキソバで、ボリュームもすごい。ちなみに、写真のあんかけヤキソバは「小」である。味は間違いなし。ちゃんぽんは塩味のスープで、イカまるごとのほか、貝やエビなどが入っている。

ここから、ニセコアンヌプリに向かい、早めに到着。時間があったので、神仙沼に行ってみたが、霧で何も見えず。翌朝にリベンジすることとした。


夏の青森~北海道旅行(4日目)

8/11(月)、4日目。

浅虫温泉の朝。宿泊の部屋からは青森湾にぽっこりと湯の島が見える。ここから、さらに北へ向かい、本州最北端の大間崎へ。青森湾~陸奥湾沿いの道から下北半島内陸を横切って、津軽海峡へ。ここはけっこうなロングドライブ。朝早くでたつもりであったが、フェリーの手続きなどもあり、大間での滞在時間はわずか。乗船手続きをすませて、大急ぎで北端の大間崎で記念撮影。大間のまぐろを頂く時間がないので、対岸の戸井のまぐろ(まぐろが揚がる場所で呼び名が違うだけで同じものだ)をいただくことにした。

乗船時間は約90分。雑魚寝の二等船室には行かず、天気がよいのでデッキに出て、最初は青森側の半島を眺め、最後は近づいてくる函館の町並みを眺めた。下船して車で程近くの、鮨処木はらさんで、海峡で揚がった本マグロの特製赤味・トロ丼(すごい刺身の量!)をいただいた。これはこの旅行中で最高の味。サービスで、がごめ昆布塩のお土産までいただいた。

道南は久々となる。子供が生まれるまえに夫婦で行って以来なので12年ぶり以上。定番の五稜郭へ。五稜郭タワーが新築されて高くなっており、以前来たとき(といってもタワーは学生時代ぶりだ)よりも、はっきりと五稜郭の星型が確認できる。歴史に関する展示も充実している。展望台は大盛況だが、五稜郭内は閑散としており、落ち着いて散策できた。

湯元花の湯は、銭湯料金で立派な露天風呂にはいれるのでオススメ。今晩の宿は街中で安いビジネスホテルに泊まるため、先に外湯に浸かったわけだ。

次の日の写真が一緒になっているが、長くなるので次の記事で。


2015/08/30

夏の青森~北海道旅行(3日目)

8/10(日)、3日目。

写真の通り、今日も良い天気でありがたし。

朝一番に、八甲田を眺めながらの朝風呂。澄んだ空気が気持ちいいです。さっぱりしたところで、今日の最初は行き先は、八甲田ロープウェーで八甲田山頂へ。子供の時に、映画八甲田山(高倉健主演)をTVで見た記憶があり、厳しい冬山のイメージしかなかったが、青々とした森林を眼下にロープウェイで登るとあっという間。90分ほどの木道が整備された遊歩道を散策。少しガスがでていたが、沼地が美しいところ。

車を南に進めて、黒石市街へ。すずのやさんで名物「つゆ焼きそば」を食べた。これが意外なうまさ。その後、情緒ある黒石商店街を散策。道の駅虹の湖では、りんごのソフトクリーム(ジェラートに近い食感)もぺろり。

十和田湖の北岸から反時計回りに南岸へ。すこしだけ秋田県に突入。湖岸に近づくと人が多いのでそれを避けて瞰湖台は。人気の少ない展望台で、北海道の裏摩周湖展望台を思わせる。青森のメインの湖とあって、天気に恵まれたのはありがたい。

さらに、奥入瀬渓流へ。美しい名前の渓谷であり、期待していたが、やはりここは秋が見ごろなのであろう。駐車スペースにも困るほどの人出。一通り散策して一路宿泊地へ。

3日目の宿泊は、浅虫温泉。夕食のコースに、オブションであわびの踊り焼きを追加しちゃいました!写真の見事なねぷたは、夜に旅館の庭にお目見えしたもの(祭のBGMつき)。旅行の前日にねぷた祭りが終わったところなので、少しも雰囲気を味わえたのはラッキー。



夏の青森~北海道旅行(2日目)

8/9(日)の2日目。快晴。

青森の南西端にある白神山麓の十二湖が第一目的地。日本海側に出て、海岸線の一本道を進む。途中に、千畳敷に立ち寄った。天気が良くて気持ちいい!目的地まで結構な道のりのため、「道の駅ふかうら」にも立ち寄って、名物のイカ焼きを食す。うまー!ビールがあれば最高だったが、運転中ゆえガマン、ガマン。

ようやく十二湖に到着。かなり広い範囲にわたっているので、人気の青池を中心とした歩いて1時間ほどのコースを選択。お盆の日曜日とあって、小さい池にすごい人出。それでも、池は深い青色で、水面の枯葉に陽があたって金箔のよう。

同じ道をまたもどって、日本海の目の前にある、黄金崎の不老不死温泉へ。ここも有名スポットで大賑わい。有馬温泉のような茶色いお湯で、日本海を眺め潮風に吹かれながらの入浴はなかなか。昼ごはんがずいぶん遅くなってしまったが、鯵ヶ沢まで戻って、ドライブイン汐風さんで、待望のイトウ・ヒラメのヅケ丼を!ビールがあれば最高だったが、運転中ゆえガマン、ガマン。

ブザかわ犬のワサオの店を横目にみながら、鶴田町へ。ここは、小学生時代に地図帳の索引で下名と同姓の地名が青森にあることを知って以来、青森に行くことがあれば行ってみたいと思っていた土地だ。まずは、道の駅つるた 鶴の里あるじゃへ。名産のスチューベンぶどうを使ったスイーツなど、道の駅オリジナルの商品がたくさん。ぶどうのサイダーとソフトクリームをいただき、話のタネに鶴田の名前入りのぶどうクッキーをお土産用に購入。そのあと、JR陸奥鶴田駅(駅名は、「つるだ」と濁って読む)で記念撮影。なお、下名の性のルーツは鹿児島だが、鹿児島にも鶴田町があり、そこから株分けされた紫陽花がここに咲いていた。

そこから車を一路東に進めて、八甲田温泉「ぬぐだまりの里」に到着。この宿はかみさんがプッシュしたもので、これも国民的人気アイドルグループ嵐のニノがロケに来た温泉なのだそうである。確かに温泉は最高。温泉の写真は3日目の朝に撮影したので、次の記事を参照。2日目終了。


夏の青森~北海道旅行(1日目)

会社の9連休に1日(月曜日)の休暇を足して10連休。まるまる使って行ってきました。前日までの仕事の疲れなんのその、旅行帰りの次の日の出勤なんのその、です。

先にお伝えしたとおり、今年は道南に行きたかったことと、青森県に家族誰も行ったことがなかったこともあり、つなげていこうということになりました。

さて8/8(土)の1日目。

伊丹空港8:50のANAで一路青森空港へ。レンタカーを借りて、青森県立美術館と、併設の三内丸山遺跡へ。主に、前者かみさんの希望(国民的アイドルグループ嵐の、大野くんが「ニッポンの嵐」のロケで来たからだとか・・・)、後者は古代史好きの下名の希望。美術館はとても近代的で洗練されたところで、青森市内の若い人たちにはデートスポットになっているんでしょうね。

昼食はこれまた併設のカフェ「4匹の猫」で。あべ鶏のカレーなどをいただきました。カレーは、まずハズレがないですね。

青森市内から一気に北上して、竜飛岬(竜飛崎)へ(もちろん、「津軽海峡冬景色」の2番を口ずさみながら)。青森県が初めてなのだから、ベタなところばかりになるのはしかたない。天気も見通しもよく、対岸の渡島半島がよく見えた。駐車場の売店に、「あわびつぶ」なる貝串が売っていたので、迷わず購入。キモがうまい。

竜飛岬のすぐ近くに、日本で唯一の階段国道339号線に。もちろん車両は通行できず、歩行のみの国道なのだが、両脇に紫陽花がきれいに咲いている。ここだけでなく、竜飛に向かう道すがらにもたくさんの咲いていた。真夏なのにと思うが、気候の違いなのか。

その後は一気に南下。十三湖(写真なし)を横目にみながら、宿泊地へ。白神山地近くの宿で一泊目。

写真は1,2日目をまとめたが文章が長くなるので、2日目は次の記事にて。





2015/08/22

夏の青森~北海道旅行(総括編)

9泊10日(8/8(土)~8/17(月))の青森~北海道旅行の旅程は以下のとおり。
レンタカーでの移動距離は約2000km、平均時速は約40km、燃費は約20km/L(FITハイブリッド)であった。天候にも恵まれ、美瑛のお茶屋さんで車から店まで夕立で傘を使ったのみ。山の上は霧がかかったりしたことはあった。長袖を羽織ったのは旭岳のみなので、おおむね夏らしい陽気でよく焼けた。

1日目・8/8(土)
伊丹空港~青森空港~青森県立美術館~三内丸山遺跡~昼食(カレーなど)~竜飛岬~十三湖~大秋温泉泊

2日目・8/9(日)
~西津軽・千畳敷~道の駅深浦(イカ焼き)~白神山地・十二湖~昼食(鯵ヶ沢:イトウ・ヒラメ丼)~道の駅つるた~八甲田温泉泊

3日目・8/10(月)
~八甲田山(ロープウェー)~黒石~昼食(つゆ焼きそば)~道の駅虹の湖(りんごソフト)~十和田湖(すこし秋田県に入る)~奥入瀬渓谷~浅虫温泉泊

4日目・8/11(火)
~大間崎~大間港(フェリー)~函館港~昼食(鮪トロ丼)~五稜郭(タワー&公園)~函館泊

5日目・8/12(水)
~函館蔦屋書店~函館山~大沼公園~JR森駅(イカメシ)~長万部(海鮮ちゃんぽんなど)~神仙沼~ニセコアンヌプリ泊

6日目・8/13(木)
~神仙沼(リトライ)~羊蹄山ビューポイント(噴出し公園など)~昼食(そば)~洞爺湖(サイロ展望台など)~洞爺湖の見える温泉~中山峠~小樽散策~小樽泊

7日目・8/14(金)
~小樽朝市(海鮮丼)~小樽から旭川北まで高速で移動~旭岳姿見池(ロープウェイ)~旭岳温泉~就実の丘~美瑛泊

8日目・8/15(土)
~美瑛散策~白金街道の歩人で昼食(カレー、ソーセージなど)~ピルケの森(バドミントン)~美瑛・富良野散策~富良野泊

9日目・8/16(日)
~富良野・麓郷散策~道の駅みなみふらの~昼食(パエリア・ガレット)~トマムから札幌まで高速で移動~札幌泊

10日目・8/17(月)
~羊が丘展望台~大倉山ジャンプ場~千歳空港~伊丹空港




2015/08/17

青森・北海道旅行と10万PV

8/8(土)~8/17(月)の9泊10日で青森(3泊)~北海道(6泊)の旅にいってきました。詳細は後ほど。

その間、本ブログも100,000PVを達成しました。みなさん、ありがとうございました。

皆さんのコメントにもささえられながら、不定期につれづれにマイペースでやってこれたのが、ここまで続けられた要因だと思います。

今後も、また何か新しい切り口での記事をかければと思いますので、「まだ、更新がないな~」と思いつつ、たまにのぞいてみてくださいね。

2015/08/07

品質工学セミナー福岡開催 成功裏に終了

8/3(月)~8/4(火)に福岡で日本規格協会の品質工学セミナーを実施しました。

今回は九州の各県と山口県から10名の方に参加いただきました。
特に2日目は多くの質問をいただき、活発なディスカッションができました。

最後のグループワークでみなさんに「職場に戻ったら、まずコレをやる!」というそれぞれの決意をもって、終わることができました。

アンケートでは「直交表(パラメータ設計)のイメージがあったが、それ以前のもっと大事な部分があり、それが理解できてよかった」「難しいと思っていたが、職務に活用できそうだと思った」などのご意見をいただきました。

みなさんのご活躍を期待したいと思います!

さて、明日から夏休み。しばしの充電に入ります。

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/07/22

開発設計の現場と品質工学

■品質工学の立場(理想)とは

「知っていること、想定できること」に対する設計は織り込まれており、それでもなお、想定外が無いように機能性評価を実施するという立場である。食品工場では毒が入ることは想定していないのだから、万一に備えて用水路に鯉を放しておき、不測の事態を察知するという考え方に近い。

すなわち、プロなら以下はあたりまえであり、品質工学で議論すべき対象でないとする。

・お客様の使用条件や環境に関して、知っている、想定できる情報はほぼすべて収集できている
・技術者は製品の創造主なので、外乱や内乱がシステムにどのように影響するのかを当然知っている
・そのようなリスク情報は事前に分かっているので、信頼性設計はすべて行われている
・過去に発生した不具合は分かっているので、再発防止的な対策はすべてとられている

つまり、ノイズ因子の抽出には「機能変動や故障メカニズム」は不要であり(なぜならすでに検討済なので)、お客様の使用条件の網羅的な組み合わせのみを考えればよいと。

■しかし、残念ながら実際の設計開発現場では・・・

技術伝承、検討時間、能力等の不足、縦割り業務の等の問題もあり、
不充分な情報収集、不充分な設計リスク抽出(レビュー)、不充分な信頼性設計、不充分な再発防止対策、 ・・・となっているケースがある(どれくらい「不十分」かは程度問題である)。

そこで、機能性評価を設計開発の上流に適用することで、もともとの「想定外」だけでなく、上記のような不充分な対策、見落とし、能力不足、時間不足、・・・等々の現実の対策(未然防止)をやろうという考え方がでてくる。つまり、早く設計の間違いやミスに気付くためのツールとして、機能性評価をうまく使う。

対策を打つ(本来やるべき設計内容とする)ためには、機能変動や故障のメカニズムの知識が必要。つまり何に対し?て弱いのか・対策が必要なのか?外乱の影響はシステムのどの部分に波及するのか・・・?などを知っておく必要がある。つまり、なぜなぜ分析のようなの因果関係の分析や知見も有用ということである。

推進者やコンサルタントはこのあたりの課題意識、現場感覚をもつ必要がある。

8月度(8/1(土))の関西品質工学研究会ではこのあたりのご意見をいただき、議論したい。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/07/21

今年の北海道旅行、その他もろもろ

毎年恒例の夏の北海道旅行ですが、あまり道南にいったことがないので(たぶん20数年前と10年数年前の2回くらい)、いっちょ青森とからめて行くことにしました。青森空港INで、県内をまわり、その足でフェリーで函館へ。楽しみです。

さて、前回の投稿から一月もあいてしまいましたが、特に体調をこわしたり、死ぬほど忙しかったわけでもないのですが、ついつい。

気付くともうすぐ10万PVではないですか。継続は力ですね。自分用の備忘録からはじめたページですが、よくもこんなにたくさんの方々に見ていただけたものです。

7/18~21と会社が4連休だったこともあり、最終日の今日は、ブログの更新をはじめ、家の細々とした仕事を片付けているところです。気分転換に、ブログの背景も、美瑛の「青い池」に変えてみました。ちょっと涼しげでしょ?

【今日の言葉129】

私に沈深なるは淵の如く、人に接して活発なるは飛鳥の如く
(「学問のすすめ」 福沢諭吉)

前後の文はこうなっている。
「今の学者は内の一方に身を委(まか)して、外の務(つとめ)を知らざるもの多し。之を思わざるべからず。私に沈深(ちんしん)なるは淵の如く、人に接して活発なるは飛鳥の如く、その密なるや内なきが如く、その豪大なるや外なきが如くして、初めて真の学者と称すべきなり。」

「なぜ、あの人の話に耳を傾けてしまうのか?」(東 照二)ではこれを引用して、
「つまり、内に知識を蓄えるだけで、外に向かってそれを平易に分かりやすく伝えようとしない学者たちは。多いに反省すべきであると主張している。(中略)ソトに向かって見知らぬ人、自分とは直接関係ない人とも交わり、ソトに通用しりことばを獲得して行く必要があるということだ。(中略)話し手が自分にだけ分かればいいことばを使って話しても、それが自己満足でしかない。」
としている。

学者に限らず、技術者は社会への説明責任がありますので、このような「外に向かってそれを平易に分かりやすく伝える」ということは、とても大切な能力、心がけですね。

そして東氏はこうも言っている。
「聞き手が、自分の経験に照らしてつながりをつくり、理解できるかどうかは重要だ。」

そういうコンサルタントを目指したいものです。



暑い夏を冷えた白で吹き飛ばす!

平成27年度技術士第二次試験(筆記)が終了しましたね。今年度受験された方は、ひとまずお疲れ様でした。ひとまずは体のコンディションを整えて、論文の復元、冬の口答試験に備えてください。

さて、昨日の関西は33℃まで気温が上がったそうですが、湿度や日照りのせいか、体感気温は35℃以上!こんな日はコキンコキンに冷やしたビールがたまりませんね。ビールのあとはこれまたヒエヒエの白ワインを、ということでこのメニュー。

刺身は近くにできた阪急オアシスで調達した、赤エビ、マグロ、シマアジ、タイ。あれ?和食なの?とおっしゃるなかれ。ビールタイムでは醤油でいただいたが、ワインタイムでは、刺身(特にタイと赤エビ)にバジルオイルと塩をかけてカルパッチョ風に。

左は、前日の鉄板焼きの残りのイカと野菜(ナス、ズッキーニ)で作ってもらったトマト煮込み。冷たいもののなかにこういう料理があるとお腹にいいですね。奥のボールはシンプルなレタス、オニオン、ワカメのサラダだが、これらは循環器を気遣って血液さらさらを狙ったのもの(肝臓は大丈夫なのだが・・・)。

おっと、ワインの紹介。今回の白は6本セットで買ったものの1つで、キンタ・ダ・リシャ・ヴィーニョ・ヴェルデ2014というポルトガルのワイン。辛口でヒエヒエによく合いました。


2015/06/21

告知:品質工学入門セミナー(福岡)

今年もやります!福岡開催!

来る8月3日(月)~4日(火)に、日本規格協会(福岡支部)にて、品質工学セミナー入門コースを開催します。

★福岡開催は、他会場より少人数での開催が予測されますので、
 アットホームな雰囲気で詳細なQ&Aや、個別事例に対する設計や開発のコンサル相談にも、きめ細かく対応できます。お見逃しなく!!★

【注目】
さて、今回も本ブログで紹介しました、三菱電機オリジナル手法であるXCN(クロスチェック付きなぜなぜ分析)を、報文4ページを用いて紹介します(ノイズ因子抽出の1手法として紹介)。手法考案者による口頭説明、質疑応答を社外品質工学セミナーで実施するのは本地区初ですので、九州地区でご興味のあるかたは、この機会にぜひ受講ださい。

【当セミナーの感想例】(2014年7月開催)
「過去に社内で多数受講した長期間の品質工学講座があったが、計算方法ばかりで本質の理解につながらなかった。今回このセミナーで話を聞いて、品質工学の意味する所や大事な部分が理解できた。」

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/06/16

第23回品質工学研究発表大会(QES2015)に参加/貢献賞銅賞受賞

6/15(月)~16日(火)の2日間、表記の第23回品質工学研究発表大会(QES2015)に参加しました。

昨年度につづき、マネージャになった2年目も発表はなし(前記の品質管理学会には発表は果たせましたが)。残念なことに、今年はついに2004年ごろからつづいていた三菱電機としての発表も0となってしまった。社内での展開とは対照的な結果。後進の社内メンバーの奮起を期待したいですね。

さて今回は1日目の昼休みには、各都道府県代表が集まる評議委員会に参加。会員数増加策、会計改善、論文数増加策などについて話し合われた。一言申し上げたのは、小手先の対策も当面は必要だが、学会や学会誌に魅力がないと(もっといえば、参加・投稿するメリットがないと)、会員数も論文数も増えないということ。また、法人化の話題も出たが、あわせてほかの学会では規定がある倫理規定もあわせて整備していくべきではないかとのコメントをした。

午後はポスターセッションを聴講。そのあと、今回は学会より、貢献賞の銅賞メダルを品質工学会会長から授与いただいた。



夜はASIコンサルティンググループの田口伸先生、ITEQインターナショナルさん、地方研究会の方々との意見交換会。

2日目は大ホールにて6件の事例と論説を聴講した。
各テーマや全体傾向に対して思うこともあるが、個々には別の機会としたい。

今年もいろんな方と出会え、有意義な交流を図れたことに感謝したい。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/05/31

日本品質管理学会で初発表

5月30日(土)に東京の日本科学技術連盟にて、日本品質管理学会 第107回研究発表大会が開催され、約40件のテーマで研究発表された。下名も先に紹介した「クロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN)」の内容で20分の発表、5分の質疑応答を行った。聴講者は40名程度であったと思う。

2名のコンサルタントの方からご質問をいただいた。

1つ目は、自動車業界ではISOやTS規格でFMEAの実施が要求されているが、それとの整合はどのうようになるか、というもの。
回答:弊社も自動車メーカ向けに車載用機器や部品を製造販売しているので、そのような製品群についてはこれまでどおり、要求にしたがってFMEAを実施している。XCNがFMEAに取って代わるという意味ではない。システム製品では部品点数が膨大になるため、FMEAではなくXCNが有用となる(車載用製品以外の)製品群に主に適用している。

2つ目は、XCNではFMEAのように重篤度(Criticality)や可能性の評価はないのかというもの。
回答:予稿集本文や口頭での説明は割愛したが、予稿集のチェックリストの図でも示しているように、外乱発生の頻度(可能性)と、内乱のシステム機能への影響度(重篤度)は評価する仕組みがある。

そのほか、タカタのエアバッグの事故はFMEAで防げたかなどの話題となり、「最終的には人智だけでは、あるいは経済性の制約から信頼性を100%確保することは不可能であり、信頼性設計と安全設計の両方を行うことで対応していくことが重要」とコメントした。

補足
安全設計はそのシステムの機能はだめになったとしても、安全に故障ようにということである。しかし発表のあと考えたことであるが、エアバッグのような、そのものが安全装置のような場合は、それが故障することと、安全に壊れることとは両立しない概念である。このような場合の安全設計とはいかなるものであろうか。シートベルトの着用や車室のひしゃげ方の設計など、いくつかの安全装置で全体の安全性を担保するということしかないのであろうか。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/05/23

告知:品質工学入門セミナー(関西)

来る6月3日(水)~4日(木)に、日本規格協会(関西支部)にて、恒例の品質工学セミナーを開催します。
(関西品質工学研究会の方は、維持会員価格の半額を補助)

さて、今回は下記投稿にありました、三菱電機オリジナル手法であるXCN(クロスチェック付きなぜなぜ分析)を、報文4ページを用いて紹介します(ノイズ因子抽出の1手法として紹介)。手法考案者による口頭説明、質疑応答を社外セミナーで実施するのは本邦初ですので(海外でもありませんが・・・)、ご興味のあるかたはこちらもお楽しみにしてください。もちろん、プロのコンサルタントの方の聴講も歓迎しています。


(以下、前回案内から転載)

関西の研究会でも「機能の考えかたが分からない」「基本機能とは?目的機能とは?それらの違いは?」など、初学者にとっては理解しにくい、それでいてあまりテキストには詳しく説明がない疑問がでてきました。

品質工学の入門で重要なのは、技術における品質の考え方と、品質(機能の安定性)を評価するための3種の神器(機能、ノイズ、SN比)をしっかり押さえることです。
特に、機能についてはこの講座で、オリジナルの「考えるためのコツ」を伝授します。

今回も、下名と、同社の鐡見氏の2名体制で、「熱い」講義を提供したいと考えております。
ご興味のあるかたは、上記Webのフォームに入力いただくか、日本規格協会関西支部(担当;秋枝さん)までご連絡ください。

また、今年は8月に福岡でも開催しますので、近県の方はぜひご検討ください。

<本コースの特徴>
●品質工学の全体像がつかめる
●基本や本質が理解できる
 ・セミナー指定教科書「はじめての品質工学」以前の、あまり本には書いていないけど“本当は大事なこと、あまり言ってくれないこと”が分かる
 ・実際に困る点への対応や、ちょっとしたコツが分かる
 ・どういう場面で品質工学(特に、機能性評価とパラメータ設計)を使うのかが分かる
 ・演習で考え方を体感できる
●計算やツールに対するフォローもばっちり
 ・帰ってすぐ使える「パラメータ設計実験シート(Excel)」付き
#次回以降の配付は未定です。

<本品質工学セミナーの基本方針>
●とにかく、基本である「機能性評価」が大事!
 これをシッカリ理解して帰っていただきます。
 これが分からずパラメータ設計に走ってはいけません。
●実際に便利なのは「パラメータ設計」!
 すぐに理解しにくい「直交表」「SN比」「要因効果図」は
 ツール(無償配布)に任せて、まず実務で“使ってみる”
 ことが出来るようになることを目標とします。
●それ以外の手法は、概要を押さえていただきます。

 本品質工学セミナー用に書き下ろした最新のテキストを使用します。よいセミナーにしたいと思っていますので、初心者の方、もう一度品質工学の基礎を学びなおしたい方、社内での教えかたのヒントを得たい方など、ご参加をお待ちしております。

2015/05/13

三菱電機XCN手法が日刊工業新聞に掲載

以前の記事でご紹介した、設計段階で品質リスクを未然に抽出する、三菱電機のXCN手法が、2015年5月13日付けの日刊工業新聞に掲載されました。

XCN手法の概要のほか、弊社で推進している設計品質向上(DQI)活動の紹介も、今回初めて公開されました。設計品質向上のリーダ(キーマン)を今年度中に1000人育成し、将来的には弊社の技術者12000人に展開していく計画です。

■掲載記事
・三菱電機、ツール開発 品質のリスクXCNで予測
 日刊工業新聞 2015年05月13日 朝刊 10面 4段 図あり

 日刊工業新聞 Bussiness Line 2015年05月13日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320150513bjao.html


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/05/04

パラメータ設計とT法を融合した開発手法の提案(細川氏)

日本品質管理学会誌「品質」のvol.45、No.2、pp.64-72(2015)に、リコーの細川氏らによって、応用研究論文「パラメータ設計とT法を融合した開発手法の提案」が投稿された。この内容のベースは、品質工学会の2012年の品質工学研究発表大会(QES2012)で「T法によって拡張されたパラメータ・スタディー」として発表されていた(ちょうど、下名の発表の1つ前だったのだ)。

今回、品質工学誌ではなく、品質誌に投稿された意図を知るにはご本人にうかがうしかないが、それはともかく、本論文を読んで思う所がいくつかあったので、記録に残しておきたい。

QES2012では「パラメータスタディー」となっており、今回は「パラメータ設計」と変更になっているが、内容的には前者の表現ほうがしっくりくる。すなわち、氏が提案している方法論は、品質工学で目指している再現性の確認や、制御因子の水準最適化を行うパラメータ設計ではないということである。これは論文を精読するまでは下名も気付いていなかったが、氏も品質誌の論文内で「直交表の全ての行を実験する必要はない」「利得の再現性評価のための確認実験の必要はない」「(実験の打ち切りによって)実験期間の短縮に大きく貢献できる」などと記しているとおりである(その意味で、本論文の方法論がパラメータ設計から逸脱しているという批判は的外れであるーー論文タイトルに「パラメータ設計」と挙がっていること以外はーー)。

一見、パラメータ設計のような要因配置になっているこの実験計画がパラメータ設計でないとすれば、どういことなのかということがこの論文、またこのblogの記事の主旨である。

本方法では直交表を多数の現象説明因子ーーメカニズムの記述に関係するものであり、この中に「システム全体の評価が可能なもの」である「基本機能」に関係する因子が含まれていることに注意するーーの変化のバラエティを得るのに活用している。制御因子が直交表のいくつかの行の指示する組み合わせで設計された場合(このあたりはパラメータ設計的ではあるが本質ではない)、現象説明因子は制御因子に対して従属であるために、現象説明因子はいろいろな値にふるまう。

現象説明因子のふるまいと、目的特性(SN比や、計測特性yの分散)の関係を調べることで、目的特性がなぜ良くなった(悪くなった)のかを知ることができる。ここで、制御因子を割り付けた直交表の行の一部しか実験おらず、また一般には現象説明因子は多数あるので、現象説明因子を説明変数とした目的特性の解析は、過飽和計画となる。そこで、ここにT法をもちいて、現象説明因子と目的特性の解析を紐解く(T法が過飽和計画の一種であることは、このblogの記事(1)(2)でも指摘したとおりである)。過飽和計画の場合、たまたま目的特性のふるまいを説明してしまう因子が出てくるリスクがあるがその対処方法も詳しく記載されおり、まさにかゆい所に手が届いている。

さて、下名が感銘をうけたのはこれからだ。原因説明因子には、基本機能に関係する因子が含まれていれば、システム全体の改善指標である目的特性(SN比等)とその因子の挙動とは相関関係にあるはずである。そのような因子を見つけ出せれば、【実験的に基本機能を見出すことができる】のである。あるコンサルタントからは「基本機能とは発明である」「センスが必要」などともいわれたことがあるが、この方法論を用いれば、基本機能をシステマチックにーーもちろん技術が創造である以上、工学的・技術的な発明やセンスは必要なのは変わらないがーー見出すことができる。これはこの方法論が示す極めて重要かつ独創的なポイントであり、技術開発における機能定義の考え方に新しい視点をもたらす。さらには「基本機能とはなにか」「どう定義すべきか」という品質工学における永遠のテーマに対する具体的行動を提供するものである。

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/04/05

設計品質リスクを未然に炙りだす新手法”クロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN)" 登場!

このブログでもご紹介してきたように、品質工学における「機能」の考え方は、エネルギー的な機能と制御機能との分類で説明してきた。これによって大方のケースでは機能定義を大きく間違うごとはなくなったと考える。

一方、機能性評価(およびそれをベースとしたパラメータ設計)で重要なノイズ因子(誤差因子)のシステマチックな抽出方法については、「お客様の環境や使用条件の問題」として従来あまり研究されていなかった。

これまで、特性要因図をつかった方法などをセミナーなどでも説明してきたが、このたびノイズ因子の影響などの設計品質リスクを設計開発段階の初期に未然に炙りだす方法を公開する運びとなった。弊社では2009年ごろから活用しはじめ、現在では全社の設計者に広く教育、活用を実施している。

三菱電機技報2015年3月号(オーム社)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/giho/1503/index.html

当該論文の表紙(サマリ)
設計品質リスクを未然に炙りだす新手法”クロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN)"
http://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/giho/1503/pdf/1503201.pdf

クロスチェック付きなぜなぜ分析(XCN)は,不具合要因の想定を行うトップダウン思考の“なぜなぜ分析”と、顧客の使用条件・環境条件が製品内部に与える影響を列挙したボトムアップ思考の“チェックリスト”の組合せをクロスチェックすることで、使用段階での品質リスク要因の抽出漏れを効率的に防ぐ。設計・開発段階でXCNを適用することで多数のリスクに気づき、これらを信頼性設計仕様に織り込んだり,シミュレーションや試作での評価・検証条件(すなわち機能性評価のノイズ因子)に反映したりできる。

5月30日の日本品質管理学会 第107回研究発表大会でも30分の発表(Q&A含む)を実施するので、ぜひ聞きに来ていただき、ご意見をいただきたい。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

桜の季節。伊カサリーノ・キャンティ・リゼルヴァ2009

春本番で桜も開花。肉にはもちろん赤ワインですが、たまには味の濃い(といっても日本人の口に合うレベルで、だが)ビールを食前酒に(確か、ドイツものと、箕面の地ビールだったか)。左のほうに黒っぽく見えているのは、ホタルイカのアヒージョ。これがまたビールに合う。



さて、その桜。3月末に南九州(熊本~宮崎~鹿児島)でも見れたし、4月には行ってからは通勤路にもあちこちで満開。昨日4/4は雨の日が続いく谷間の晴れということで、旧福知山線の武庫川沿いの廃線跡を散策。10000数千歩歩いて、最終的にはゴールの武田尾駅の桜がこの日一番の咲き誇りだったというオチでした。^^; 


2015/03/21

平成27年度技術士2次試験 申し込み要領(2)

つついて、「業務内容の詳細」の部分。先の5つの業務経歴から1つだけ選択して、その内容の詳細を720字以内で記載します。当然、面接のときに活用されるものですので、真剣勝負で記載してください。

 自分の業務(製品、技術、背景)を知らない面接官に、背景が分かるように説明し、自分の役割・立場、業務上の課題、技術的な課題、自分の技術的提案、成果、展望を要領よく、しかも分かりやすくまとめる。これは言うは易しだが、何度も読み返して、指導も受けて、繰り返し推敲するしかありません。

 下名の例を以下に載せます。ゴシックや下線、インデント、空白行などを効果的に使って読みやすくなる工夫もしています。受験される皆さんの健闘をお祈りします。





平成27年度技術士2次試験 申し込み要領(1)

平成27年度技術士2次試験の申し込みが、もうすぐ始まります。受付期間は、平成27年4月6日(月)から4月27日(月)までです。これまで準備をしてこられたかと思いますが、下記の点に留意して、納得いくまで推敲し、技術士に見てもらい、締め切りまでの時間を有効に使いましょう(決して締め切りには遅れないように!)。

2013年4月の記事でも書きましたが、要点をまとめつつ、新しい情報も加えておきます。チェックリストとしてお使いください。

●自己の業務の棚卸しを行い、どの時期にどんな役割でどんな業務を実施し、どんな成果を挙げたかなどを一覧にまとめておく。これは一度やっておくと自分のキャリアの整理になって、将来もいろいろと役に立つ。
●業務を5つに絞る。5つの業務が時系列に継続して分野を深堀、拡大して来たイメージが伝わるような記載とする。業務ごとに成長(CPD)が感じられるように。
●5つの経歴は時期が重ならないように留意。
●経歴の記載内容は1字以内と結構厳しい。記載例では「**に関する調査、研究」などとあっさりした記載になっているが、役割や具体的に「自分が」実施した内容部分が分かるように、字数以内で詳しく記載すべき。

下名の例(経営工学-数理・情報)では以下の通り。部門が違っていても、要領は伝わるかと思います。先の記事でも紹介したフリーおPDF編集ツールを使うと、下記のようにゴシックと明朝を交えたり効果的な表現ができるので便利ですよ。

経歴詳細は次の項で。




北海道余市産の限定白ワイン

北海道出張で買ってきた余市産の限定白ワインです。辛口で、料理によく合いました。ちなみに、グラスも新しくおろしたもので、(なぜか北海道で売っていた)チェコ製のボヘミアングラスです。

メインはまぐろのカマの塩焼き、それにあさりとキャベツのパスタ、ホタルイカときのこのアヒージョで、うまく魚介のコースになりました。春らしい食卓です。


2015/03/17

日本規格協会メールマガジンに寄稿

3/13付けの日本規格協会メールマガジン「QSかわら版」に、「実践型品質工学のススメ」を寄稿しましたので、よろしかったら見てください。


JSA教育研修メールマガジン(123号)-『実践型品質工学ノススメ』
三菱電機株式会社 先端技術総合研究所
環境・分析評価技術部 信頼性基礎評価グループマネージャー  鶴田 明三

「品質工学を始めてみたが、うまく使えずにやめてしまった」という話をよく聞きますし、また目の当りにもしてきました。品質工学は妥協を許さない理想論の部分もあり、一握りの技術者しか使いこなせない印象をもたれるかもしれません。しかしうまく活用することによって、もっといろんな開発段階や対象で成果を出すことができるのです。そこで設計開発の現場で導入する方法のエッセンスを、ぎゅっと絞って紹介しましょう。

1つ目は、製品開発段階での積極的活用です。基礎的な技術開発段階で適用することで汎用性や先行性が生まれ、そのあとのさまざまな品種の製品開発ではチューニング設計のみで設計が完了するというのが品質工学の主流の考え方です。しかし、製品開発のほとんどは改良・改善でしょう。したがって・・・


続きはこちらから!
https://d.blayn.jp/bm/p/bn/list.php?i=jsaseminar&no=1&m=188


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/03/15

サーモン、ボタンエビと白のドイツワイン

大手電子部品メーカM社のKさんから頂いたドイツワインをようやく空けました。辛口ですっきりしており、魚料理に良く合いました。ありがとうございました。

カルパッチョは北海道のボタンエビとサーモン。グラタンはサーモンとアボカドでつくったもの。チーズ入りのソーセージはいつものリカーショップで買ったもの。



新しいテーブルで晩御飯

写真中央は、タモ材の一枚板を加工したテーブル板。台座は見えていないが、こちらもヒノキの無垢材をつかったもの。板は北海道でいつもお世話になっているペンション四季さんの紹介で教えていただいた信州の木材業者カネモクさんで購入。塗装は自然塗料を購入してきて自分でやりました。これでリビングが多少、北海道のペンション風になったかな。

料理はポークのローズマリーマリネ焼き、ホタテのカルパッチョ、芽キャベツのパスタ。ワインはイタリアの赤で、カンティーナ・トッロ・モンテプルチャーノ・ダブルッツォ・ビオロジコ・2013。





2015/03/01

【今日の言葉128】

考えないから時間の余裕がない。

「忙しくて考える時間がない」はというのは間違い。
考えないから、忙しくなるのです。
仕事に追われ、時間に追われ、スケジュールに追われる。
パッシブに流され、自分でコントロールができない。
この悪循環を断ち切るために、いったん立ち止まりましょう。
次の展開、将来の見通し、効率の良いやり方。
目の前のことに流されるのではなく先を考えれば、時間の余裕も生まれます。

(レバレッジコンサルティング 本田直之)

社内で品質工学(だけでなく設計品質関連の技術全般)を教育・推進していて、設計者は本当に忙しいのだと知ります。しかしその中でも、新しい考え方を取り入れてきちんと成果を出す人、忙しい忙しいで新しいことに手がつかない人、さまざまです。1つの違いは、上記のように「考えているかどうか」があるのかもしれません。

下名も1年半前に新しい部署のマネージャとして赴任したときは、パッシブに流されて、毎日忙しく(文字通り心を亡くす状態)でした。現在は仕事の優先度や効率の良いやり方を考えられるようになり、少しは余裕が出てきて、次のことも考えられるようになったように思います。

【今日の言葉127】

事前に対応を練る「面倒くささ」と、あとからやってくる「面倒くささ」では、質がまったく違う。

同じ「面倒くさい」でも、種類が2つあります。
前者は、自分で選びコントロールできる「面倒くささ」。
後者は、取り返しがつかず、コントロール不能な「面倒くささ」。

(レバレッジコンサルティング 本田直之)

品質工学における前始末、未然防止の大切さを教えてくれる言葉。フロントローディングは目先の負荷が増えるので、嫌がられる場合がありますが、この言葉で説得してみましょう。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

報告:品質工学セミナー入門コース(日本規格協会 関西)

2/12~13に開催した品質工学セミナー入門コース(日本規格協会 関西)が成功裏に終了しました。今回の受講生の方々は15名でした。

アンケートから感想やご意見を抜粋します。
このセミナーを受けて、早速実践に行動を移そうと一歩を踏出していただけるのが嬉しいですね。特に最初2つのご意見は、非常によく品質工学のステップを理解されていると思いました。

・まずは機能性評価で短時間・定量的な評価を可能にする。評価方法が確立できたらパラメータ設計で次製品の設計を行う。
・開発レビューの時の指摘と品質確認のために検証する際にこの考え方を使いたい。
・難しいイメージが漠然とあったが、実際に評価方法や観点を理解できたことで、実践しやすそうな内容だと感じた。
・実際の検証に用いていく。
・「役立ちそう」から「役立つ」に意識が変わった。
・実験計画法や品質管理との違いが良く理解できた。”ものづくり”のための実用技術であることが良く分かった。
・理解しやすいセミナーだった。
・機能の定義が重要ということが意外だった。品質工学の概要理解という目的は十分達成できた。

また、実習や実例がもっと欲しい、化学系の事例が欲しいなどのご意見もありました。今後の改善の参考とさせていただきたいと思います(15年度はテキスト改定予定です)。

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

----------- Original Message -----------

年2回関西(大阪)で実施しております、日本規格協会さんの品質工学セミナー入門コースのお知らせです。お申し込みはリンクのHP(担当;秋枝さん)まで。

毎回好評で受講生の方に、品質工学を実践していただくきっかけをつかんでいただいています。過去のアンケート結果 1 2

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2015/02/14

煮込みハンバーグとボタンエビをアルゼンチンの赤で

まだまだ寒い日がつづく。右手前は、ハンバーグとブロッコリーの煮込み。左手前は、色鮮やかな北海道の活けボタンエビにオクラで作ったエメラルドソース。パスタは芽キャベツとベーコンで彩り良く。

ワインはお手ごろなアルゼンチンの赤で。


仏ローヌ赤ワインと赤ワインジャム

赤ワインジャムというのを手に入れたので、当たり前田のクラッカーにクリームチーズとジャムの上に生ハムを乗せて、ぱくっ!これは塩気と甘みがいい組み合わせですね。もちろんワインにも合います。ワインは、仏ローヌ産のミシェル・ガシェ・ノストル・パイ・ルージュ・コスティエール・デュ・ニーム 2011

あとは、トマトクリームパスタと蟹の爪のフライ、それに合うのか?という生春巻き。これはライスペーパーを水に浸して、写真にあるような野菜やエビを自分で巻いて食す。スイートチリソースを付けていただきました。


2015/02/09

自分の強みを知る

悪い所を直すよりは、良い所を伸ばしたほうがよい、というような話をよく耳にします。実際、短所はその人の防御の仕方の表れであることが多いので、直しにくいのですね。

そこで以下のようなサイトを紹介します(無料、要登録)。

Authentic Happiness
https://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/

必要事項を登録して、日本語に切り替えたのち、このなかの「測定テスト」メニューから「強みに関する調査票(VIA)」を選択。

なんと240もの質問に答えることで、24種類の人の強みのうち、回答者にもっと当てはまる上位5つを見ることができます(実際は1~24位まですべて見ることができるので、一番当てはまっていない特徴も知ることができます)。

これで自分の強みを知って、それを活用していきましょう、ということです。
さっそく、240の質問に答えてみました。その結果は・・・(これは英語表示だけらしい:日本語訳は下名)。

Your Top Strength
Hope, optimism, and future-mindedness -
You expect the best in the future, and you work to achieve it. You believe that the future is something that you can control.

1番目の強み:希望・楽天主義・未来志向
未来におけるベストを期待し、それを実現しようと努力します。また未来を自分でコントロールできるという信念をもっています。

Your Second Strength
Love of learning -
You love learning new things, whether in a class or on your own. You have always loved school, reading, and museums-anywhere and everywhere there is an opportunity to learn.

2番目の強み:学びを愛する
教えてもらうにしろ独学にしろ、新しいことを学ぶのが大好きです。いつも学校や読書や博物館のようなところが好きでしたし、どこもが学ぶ機会となっています。

Strength #3
Curiosity and interest in the world -
You are curious about everything. You are always asking questions, and you find all subjects and topics fascinating. You like exploration and discovery.

3番目の強み:世界への好奇心と興味
どんなことにも好奇心をもちます。いつも質問をしますし、すべてのテーマや話題に魅力を発見します。また探索と発見がすきです。

Strength #4
Industry, diligence, and perseverance -
You work hard to finish what you start. No matter the project, you "get it out the door" in timely fashion. You do not get distracted when you work, and you take satisfaction in completing tasks.

4番目の強み:勤勉・努力・忍耐力
自分が始めたことは最後までやりとげようとします。どんなプロジェクトでもタイミングよくやってのけます。仕事中は気を散らすことはなく、仕事を完了させたときに満足を得ます。

Strength #5
Appreciation of beauty and excellence -
You notice and appreciate beauty, excellence, and/or skilled performance in all domains of life, from nature to art to mathematics to science to everyday experience.

5番目の強み:審美眼・鑑賞眼
人生/生活のすべての領域、すなわち自然から、芸術、数学、科学、日々の経験にいたるまでの、美や優れているもの、熟練した能力に気付き、それを評価できます。

うーむ。将来への楽観やそこへの努力、学び、興味なんかは、ずばり当たっているように思います。
夫婦や職場でやってみるといいかもしれませんね。

2015/02/07

「技術士を目指そう」説明会が開催

技術士会近畿本部の経営工学部会にて、本日2/7(土)「技術士を目指そう」説明会が開催されました(事前の告知を忘れておりましてすみませんでした)。

18名の受講者の方々が来訪され、技術士の方々から技術士やその制度、体験談などを講演いただきました。最後の1時間は、グループに分かれての相談会を実施。下名も生産マネジメントのグループに入って、受験に関するアドバイスさせていただきました。

本ブログにも多数、技術士になるための情報やヒント、コンサルティングの心構えや経験が掲載されていますので、参考にしていただければと思います。

今年2次を受験される方は、さっそく業歴のたな卸しを実施し、まずは願書の準備を始めてください。これはただの受験申し込み書ではありません。最終面接で重要になってくる経歴5項目の表現と、経歴詳細の720文字は時間をかけてください。まわりの技術士の方の意見をもらうことを強くお奨めします。

過去の記事にも書き方を紹介していますのでご参照ください。


2015/01/19

告知:品質工学セミナー入門コース(日本規格協会 関西)

年2回関西(大阪)で実施しております、日本規格協会さんの品質工学セミナー入門コースのお知らせです。お申し込みはリンクのHP(担当;秋枝さん)まで。

日時:2015年2月12日(木)~13日(金) 2日間(計12時間)

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

毎回好評で受講生の方に、品質工学を実践していただくきっかけをつかんでいただいています。過去のアンケート結果 1 2

<本コースの特徴>
品質工学の全体像がつかめる
●基本や本質が理解できる
 ・セミナー指定教科書「はじめての品質工学」以前の、あまり本には書いていないけど“本当は大事なこと、あまり言ってくれないこと”が分かる
 ・実際に困る点への対応や、ちょっとしたコツが分かる
 ・どういう場面で品質工学(特に、機能性評価とパラメータ設計)を使うのかが分かる
 ・演習で考え方を体感できる
●計算やツールに対するフォローもばっちり
 ・帰ってすぐ使える「パラメータ設計実験シート(Excel)」付き
#次回以降の配付は未定です。

<本コースの基本方針>
●とにかく、基本である「機能性評価」が大事!
 これをシッカリ理解して帰っていただきます。
 これが分からずパラメータ設計に走ってはいけません。
●実際に便利なのは「パラメータ設計」!
 すぐに理解しにくい「直交表」「SN比」「要因効果図」は
 ツール(無償配布)に任せて、まず実務で“使ってみる”
 ことが出来るようになることを目標とします。
●それ以外の手法は、概要を押さえていただきます。

品質工学セミナー用に書き下ろした最新のテキストを使用します。
初心者のかたも、いちど実践したが挫折したかたも、教育や推進、コンサルティングを行っているかたにも役立つ、絶対に損させない内容と自負しております。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)