2014/01/26

書籍紹介:ものづくりに役立つ 経営工学の辞典

経営工学の内容を広く網羅する、「ものづくりに役立つ 経営工学の辞典-180の知識-」が発刊されました。
ものづくりナビの熊坂さんも執筆に参加されています。

http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-27022-8/

目次は以下の通りで、経営工学部門で技術士を目指す方には必携となりそうです。
もう1年早くこの1冊があれば、もっと受験勉強が楽になったかもしれません。

特に、7章以下は「数理・情報」を専門分野とする場合には、よくまとまった項立てだと思います。

【第1章 総論】
経営工学・IE総論,経営学,経営工学教育・研修 

【第2章 人】
組織論,人事・労務管理, 行動科学,産業心理学,PDCA,シックスシグマ,作業測定,標準時間,方法研究 ,作業管理,職務設計,人間工学,感性工学

【第3章 もの】
生産技術,技術管理,CAD/CAM,CAE,生産管理,生産計画,日程計画,能力計画,工程管理,スケジュール,ラインバランシング,JIT,流動数管理,生産システム,MRP,ERP,CIM,FA,FMS,在庫管理,購買管理,現品管理,物流管理,ロジスティクス, サプライチェーンマネジメント,CPFR,調達管理,品質管理,品質保証,TQM,製品計画,製品設計,VE,TRIZ,製造物責任,工場計画,工場立地,レイアウト,設備管理,設備保全,TPM,信頼性工学,安全工学

【第4章 資金】
原価管理,原価計算,管理会計,経済性工学,経済性分析,財務管理,経営分析,金融工学,オプション,市場経済,保険,証券

【第5章 情報】
OA,経営情報システム,SIS,ナレッジマネジメント,システム監査,事務管理,BPR,起業・ベンチャー,グループウェア,電子コミュニケーション,テレワーク

【第6章 環境】
環境マネジメント,循環サプライチェーン,企業戦略,アウトソーシング,海外進出,マーケティング,市場調査,需要予測,ビジネスモデル,EC,ワークデザイン,リスクマネジメント,法的環境,情報セキュリティマネジメント,知的財産権,ビジネス特許,研究開発,技術経営,技術戦略・評価・移転,プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント

【第7章 確率・統計】
確率・統計, 実験計画法,統計モデル,主成分分析,因子分析,重回帰分析,タグチメソッド,多変量解析,数量化分析,時系列解析,データマイニング

【第8章 IE・QC・OR】
5S,レイアウト技法,時間研究,動作研究,ワークサンプリング,QC七つ道具,新QC七つ道具,商品開発七つ道具,戦略立案七つ道具,パレート図,特性要因図,散布図,層別,チェックシート,ヒストグラム,管理図,親和図法,連関図法,系統図法,アローダイヤグラム法,マトリックス図法,マトリックスデータ解析法,PDPC法,線形計画法,非線形計画,動的計画法,整数計画法,確率計画法,ファジィ計画法,組合せ最適化,多目的最適化,OR,最適化手法,数理計画法

【第9章 意思決定・評価】
シミュレーティドアニーリング,遺伝的アルゴリズム,分枝限定法,シミュレーション,待ち行列,AHP,DEA,コンジョイント分析,ゲーム理論

【第10章 情報技術】
マルチエージェント,横幹技術,ニューラルネットワーク,ファジィ理論,ラフ集合理論,クラスタリング,エキスパートシステム,知識工学,人工知能,強化学習,自然言語処理,アルゴリズム,コンピュータネットワーク,WWW,セキュリティ,クラウドコンピューティング,データ構造,情報理論,データベース,グラフ理論,ヒューマンインタフェース,コンピュータグラフィックス,仮想現実

【今日の言葉119】

できないのではなくて、ただやっていないだけ。

まだやっていないことを、「怖い」「面倒くさい」「不安だ」と思う感情は、過去の偏った経験が作り出す、ただの錯覚です。
実際にやってみれば、意外とうまくいくことが多いのです。

「覚悟の磨き方~超訳 吉田松陰」(池田貴将)より

山梨のワイナリーめぐり

山梨QE研究会熊坂さん、中山さん(会長)のご好意で、休日返上で山梨のワイナリーに連れて行っていただいた。

甲州市勝沼町にある「ぶどうの丘」は180種類の山梨ワインが試飲できるカーヴがあり、感動もの。1100円でタートヴァン(利き酒杯)を購入して、いざ地下へ!
数10種類、舐めるようにして味わう。意外と甘口の白ワインが旨い。

さらに、シャトーメルシャンや、蒼龍ワイナリーなどをめぐり、さらに試飲(こちらは全部無料)。なんとも、酒好きには嬉しい町である。

昼は、山梨のNo.1 B級グルメ、「奥藤」さんの「とりもつ」。甘辛く煮たモツがご飯にあう。緑色の香り高いもりそばと、漬物盛がついて、1050円(らんちタイム)。

忍野八海は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池。驚くほど水が澄んでいる。
外国人観光客も多く、富士山が世界文化遺産に登録された影響がうかがえる。

最後は、富士山が見える温泉「紅富士の湯」へ。偶然にも、富士山頂ちょうどに沈んでいく幻想的な日没(まだ日が高いので夕焼けにはならず)を見ることができた。

山梨県は個人的に20年ぶりくらいだが、観光資源の豊富さに驚いた。
今後リニア新幹線も開通するし、山梨県、侮るべからず、である。


品質工学入門セミナー終了

1/22(水)~23(木)に開催した日本規格協会品質工学入門セミナーが終了しました。
月~火曜と流行性の胃腸炎で体調を崩していましたが、当日は気合で復調。

今回は関西からはもちろん、北は富山、南は九州まではば広い地域から合計19名と、このご時勢に多くの方に参加いただき、感謝するとともに、受講された方々の熱意に感嘆しました。

受講者の方から直接「これまでで一番分かりやすかった」「いままでパラメータ設計をやろうとして躓いていたが、基本が理解できた」などのフィードバックをいただきました。

また講義終了後に7名の方が来られ、お一人づつの個別的な質問にお答えしました。

受講後アンケートは今後、日本規格協会さんから送られてくる予定です。


講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

2014/01/20

山梨品質工学研究会に参加


先週土曜日の1/18に山梨品質工学研究会に参加しました。

参加者は20名。場所は公民館の会議室でした。

初心者が引っかかりやすい品質工学のポイントを3点に絞って、自説も交えながら説明しました。
時間を超過するほどたくさんの質問をいただき、よい議論ができました。

誘っていただいた熊坂さんからも「普段思っていたいくつかの疑問が解消されました。」とのお言葉もいただきました(Facebookより引用)。

研究会のあとは懇親会。山梨の地酒などをおいしくいただき、よい懇親を深める機会となり、今後の交流に期待が持てそうです。



2014/01/15

【今日の言葉118】

ただなにかを真剣に追いかけてさえいれば、
いつか自然と「非凡な人」になっていることでしょう。

自分はそこらへんの連中とは違う。
そんな風に考えている人こそ、まさに「平凡」ということ。


  • 「覚悟の磨き方~超訳 吉田松陰」(池田貴将)より

技術士口答試験が終了

2次の筆記試験を経て、ようやくたどり着いた口答試験。
前日泊で東京渋谷のフォーラム8に出向てまいりました。

試験開始時間は10:20。9:00ごろに受付を済ませて受験生控え室へ。
いまさら覚えなおす内容もなく、ただ気持ちを落ち着かせ、リフレッシュすることに専念。
ここでも筆記試験のときにお世話になった、顔拭きシート、クール目薬、フリスクなどを持参して、直前までスッキリした気分の維持に努める。

開始5分前には面接室の前に設置された椅子で待機。
始まるちょっと前に、部屋から一人の面接官おぼしき人が、でてきて、トイレのほうへ。
あの人が面接官のなのか・・・と先に顔と雰囲気だけでも分かったのは収穫とひとり納得。

時間通りに中に呼ばれる。

受験参考書などのとおり、荷物用の椅子と着席用の椅子が置いてある。
ただし、ホワイトボードはこちらがわにはなし。使わないということか。

面接官の一人は山田五郎風(向かって左)で大学関係者か。もう一人は竹内薫風(向かった右)で技術士か。

終始穏やかな雰囲気ですすんだ。時間はきっかり20分。

質疑内容は、道義上、口答試験がおわる2月以降に公開しようと思うが、意外だったのは、ほとんどが経歴で、あとは受験動機などに終始。技術士法は簡単な内容1問だけ、筆記試験については全く質問がなかった。

手応えは? 一応ほぼ全問答えられたとは思う。あとは3月3日の発表を待つのみである。

2014/01/07

告知:山梨品質工学研究会で講演

前回の京都品質工学研究会にひきつづき、下記の人気?テーマで、講演を行います。
今回はなんと、山梨からお声かけいただきました。
幹事は、ものづくりナビ主催の熊坂さんからのお誘いです。

講師 鶴田 明三 株式会社ジェダイト代表取締役・技術士

山梨品質工学研究会より転載

2014/1/18(土) 13:00~16:55
研究会例会@甲府市遊亀公民館(甲府市総合市民会館内)講義室1
開催日、開催時間、開催場所が変更になっていますので、ご注意ください。
  ・4県合同研究会報告
  ・講演 三菱電機株式会社 鶴田氏 
    「品質工学基本講座~倍返し!挫折から救う品質工学~」
  ・品質工学輪講 「社長のコストを下げよ」
  ・事例発表 「品質工学ワークフローの検討」
  ・企業事例研究

お問い合わせは研究会まで。



株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

告知:品質工学入門セミナー

来る1月22日(水)~23日(木)に、日本規格協会(関西支部)にて、恒例の品質工学セミナーを開催します。
(関西品質工学研究会の方は、維持会員価格の半額を補助)

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

関西の研究会でも「機能の考えかたが分からない」「基本機能とは?目的機能とは?それらの違いは?」など、初学者にとっては理解しにくい、それでいてあまりテキストには詳しく説明がない疑問がでてきました。

品質工学の入門で重要なのは、技術における品質の考え方と、品質(機能の安定性)を評価するための3種の神器(機能、ノイズ、SN比)をしっかり押さえることです。
特に、機能についてはこの講座で、オリジナルの「考えるためのコツ」を伝授します。

今回も、下名と、同社の鐡見氏の2名体制で、「熱い」講義を提供したいと考えております。
期日が迫っておりますので、ご興味のあるかたは、日本規格協会関西支部(担当;秋枝さん)までご連絡ください。


(前回案内から転載)

<本コースの特徴>
●品質工学の全体像がつかめる
●基本や本質が理解できる
 ・品質工学セミナー指定教科書「はじめての品質工学」以前の、あまり本には書いていないけど“本当は大事なこと、あまり言ってくれないこと”が分かる
 ・実際に困る点への対応や、ちょっとしたコツが分かる
 ・どういう場面で品質工学(特に、機能性評価とパラメータ設計)を使うのかが分かる
 ・演習で考え方を体感できる
●計算やツールに対するフォローもばっちり
 ・帰ってすぐ使える「パラメータ設計実験シート(Excel)」付き
#次回以降の配付は未定です。

<本品質工学セミナーの基本方針>
●とにかく、基本である「機能性評価」が大事!
 これをシッカリ理解して帰っていただきます。
 これが分からずパラメータ設計に走ってはいけません。
●実際に便利なのは「パラメータ設計」!
 すぐに理解しにくい「直交表」「SN比」「要因効果図」は
 ツール(無償配布)に任せて、まず実務で“使ってみる”
 ことが出来るようになることを目標とします。
●それ以外の手法は、概要を押さえていただきます。

 本品質工学セミナーに書き下ろした最新のテキストを使用します。よいセミナーにしたいと思っていますので、初心者の方、もう一度品質工学の基礎を学びなおしたい方、社内での教えかたのヒントを得たい方など、ご参加をお待ちしております。


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2014/01/04

書初め

最近は、月一回の課題提出でしか書道ができていませんが、なんとか続けています。今年も試験が2回ありますので、うまくいけば五段まで昇段できればと思っています。



【今日の言葉117】

明けましておめでとうございます。
昨年は7万PVに到達することができました。
閲覧していただいた皆様、ありがとうございました。

年末に見つけた本に良い言葉がありました。

反求諸己(みなこれ、己に反求す)。

すべての問題の根本は自分の中にある、ということ。
計画がうまくはかどらず悩んだときは、外部に答えを求めることなく、
「まず自分がどうあるべきなのか」
を考えてみることが大切です。

「覚悟の磨き方~超訳 吉田松陰」(池田貴将)より