2013/12/15

ラムのカチャトラ

何度が出てきていますが、ラム肉を扱っているラム善さんから、骨付きのラムチョップを取り寄せて、トマトソース&チーズを乗せていつものグリルを(中段右)。それだけでは新味がない、ということで、半分は別の料理に使用。それがラムのカチャトラなる料理である(写真手前)。

9//1付け朝日新聞夕刊の「かしこいおかず」というコーナに載っていたものだ。カチャトラとは「猟師風」という意味の肉料理。材料だけ紹介すると、ラム以外ではじゃがいも、にんにく、アンチョビ、ローリエ、白ワイン、小麦粉、醤油。これで味を想像してみてください・・・。パスタはバジルソースを使ったもの。

ワインはイタリア産の赤、 フェード・ディシーサ ネッロ・ダボーラ2010です。多分、近くのスーパーで買ったものではないかと。

島根県産ワインとレバーのトマト煮

 先の投稿で紹介した、京都研究会でIさんに頂いたもう1本のワインがこれ。島根県産の葡萄を100%使用した「平成の大遷宮 葡萄神話 縁結」。ボディーもなかなかでまろやかな味わい。国産のワインもなかなか良いですね。

 写真の料理は手前中央が、牛レバーのトマト煮込み、左がサーモンのフライ、右がシンプルな(にんにくとアンチョビだったか)、シソを入れたパスタ。レバーを煮込んだというのは、ちょっと珍しいかも。また、Totchanさんに羨ましがられるかなぁ。

2013/12/14

書道三段に昇段

いやはや、1ヶ月ぶりの投稿になってしましました。

職場の環境と役割が変わって、少し慣れる息をつく暇もなく、来年度の計画やら新任マネジャー研修やら西へ東への出張やら、自宅のリフォームやらで、慌しくしております。

その中で10月ごろに受験した書道試験で昇級しており、三段になることができました。

書道の練習は最近は月1回の課題を出すのに週末の1日を使うのが精一杯。

なんとか体調を崩さずに年末まで(仕事と飲み会で)駆け抜けて、冬休みは技術士試験(口頭)の準備のラストスパートをかけなくてはなりません。


2013/11/10

ジンギスカンと長野産ワイン

今週末は、いつもお世話になっているラム善さんから取り寄せた生ラムのジンギスカンで精をつけました。といっても、ラムは脂肪を燃焼させる効果もあるそうですからね。

 ワインは先の投稿でご紹介したIさんからいただいたもの。長野産のカベルネソーヴィニオンを使用したものです。正直、これまで飲んだ国産のワインは甘ったるいか、酸っぱいかのどっちかが多かったのですが、これは夫婦そろって◎評価でした!葡萄の果実味、深さ、飲みやすさともGoodで、楽しく週末の食卓を飾ってくれました。

2013/11/09

京都品質工学研究会公開セミナ 成功裏に終了

11/8(金)に開催れました、京都品質工学研究会の公開セミナーですが、成功裏に終了いたしました。

今回は統計数理研究所の河村先生との共演でした。河村先生の話に「システムズアプローチとデータアプローチ」という対比があったが、今回の講演は、河村先生がデータアプローチ、下名はシステムズアプローチでの内容だったため、それぞの立場が理解しやすかったのではないでしょうか。

定員60名に対して満員御礼となり、また遠くからお越しの型もおられ、おかげさまで大盛況でした。

下名の講演内容は、初心者・初学者が陥りがちな品質工学の壁とそれを突破する考え方が中心で、多少説明のデフォルメもあったものの、「まずやってみよう」という後押しにはなったのではないかと自負しています。

また司会のIさんとは以前から技術士受験で情報交換を行っており、今回の懇親会でも有益なやりとりがあり、今後の最終口頭試験に向けてネジを巻きなおした所存です。
(Iさん、ワインのプレゼントありがとうございました~)

また河村先生と意気投合し、今後面白い展開になりそうな予感がします。

来年1月の日本規格協会「品質工学入門セミナー」の紹介もさせていただきましたが、またそちらでもお会いできれば幸いです。

講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2013/11/01

速報:技術士2次試験 筆記試験合格

8/4に筆記試験をうけて、長い長い3ヶ月を経てようやく合否発表に日となりました。

会社で昼休みにWebで確認した所、おかげさまで合格を確認いたしました!

下名が受験した、経営工学-数理・情報は合格者はたった3名でした。
今後、口答試験対策を本腰をいれてきます。

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11/2 本日合格通知が来ました。 択一式満点、論文オールAでした。
最後の口頭試験は1月の3連休になりましたので、会社には迷惑をかけなくて済みそうです。
年末はつぶれそうなので、11月にせいぜい家族サービスしようと思います。

2013/10/10

京都品質工学研究会の講演ご案内

 来る11/8(金)より、下記内容で、京都品質工学研究会で講演を行います。あれや、これや言われて品質工学を挫折した方、ぜひこの講演を聞いて、「倍返し」で再出発を図ってください!
今回は統計数理研究所の河村先生と初の共演です!

案内のページ
http://www.mtc.pref.kyoto.lg.jp/rea/kenkyukai/qua13/25/131108

 ◇ 日 時
     平成25年11月8日(金) 13:30~17:00
◇ 会 場
     京都府産業支援センター 5階 研修室
◇ 内 容
1.「統計モデルによるロバストパラメータ設計」
【講 師】 統計数理研究所 助教 河村 敏彦 氏

2.「品質工学基本講座 ~倍返し!挫折から救う品質工学~」
講師 鶴田 明三 株式会社ジェダイト代表取締役・技術士

◇ 定 員
     60名(先着順)

◇ 参加費
     無料

お問い合わせ先 
京都府中小企業技術センター 基盤技術課(宮内・笠木)
TEL 075-315-8633 FAX 075-315-9497
E-mail qe@mtc.pref.kyoto.lg.jp

2013/10/06

近況

 本日の投稿は、9/9以来となり、久々に1ヶ月近くあいてしまった。ここ1月いろいろあって、ばたばたしていたためである。

 青天の霹靂だったのが、9月に入ってから言い渡された異動内示。引越しを伴う遠方の転勤ではなかったのでそれは良かったが、また研究所のほうに戻ることになった。ただし、マネージャとしてである。

 担当の部署は、信頼性や材料の分析評価を中心に行う研究グループで、品質関連といえば品質関連である。これまでは、品質工学を中心に、設計品質(未然防止)のところを見てきたが、これからはさらに視野を広めて、上流から下流まで、という形になりそうだ。またプレイヤーだけでなくマネージャとしても力量が問われることになる。(品質工学の仕事も続ける予定)

 
 9月の中旬は仕事のまとめや引継ぎ、合間に書道の昇段試験、下旬には叔母の不幸もあり、葬儀などもありあわただしかった。

 異動前の最後、9月の最終週は3日続けての大規模な社内講演会である(スタッフとして及び内2日は下名も講演)。2日目の講演会は、アイテムツーワンの池田先生のQFD、3日目の講演会には原和彦先生にも来て頂き、大盛況であった。

 9/30最終日、以前の部署に別れをつげて、引越し(といっても、同じ建物の3Fと5Fだ)。

 10/1に新部署に着任。部下は12名。しかも、この日に私と同時に着任した業歴採用者も1名おり、その対応にも追われた。今週(10/1~10/4)はずっと、情報聴取・収集・整理、新しいことの学習、研修、会議、実験室周り、4日中3日は懇親会と、めまぐるしく過ぎた。

 10/5土曜。雨も懸念されたが、なんとか天気ももって、娘の運動会にも参加。夜は外食。さすがに疲れて10時間寝てしまった。

 10/6日曜。夕方にリフォーム会社との打合せがあるものの、基本的にフリー。書道の月次課題を仕上げて、ようやくブログの更新となった次第である。来週の3連休あたりから、技術士面接試験の準備も再開しないといけない。新しい部署対応で機器分析の技術も勉強する必要がある。

 体調は至って健康!来週も予定満載だが、新しいステップに向かって邁進していきたい。


 株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

フルーツフラワーパークで神戸ワイン&ビーフ

 9月は晴れの日も多く、真夏日になる日もありましたが、空はすっかり秋模様です。

 子供が生まれてからは初めてフルーツフラワーパークに行って、家族サービスをしてまいりました。

 うちは車を持っていませんので、JRで三田駅まで行って、そこからは送迎バスです。意外と近いんですね。

 天気は快晴。バーベキューセットにここぞと一番高い?神戸ワインビーフも追加して、神戸ワインと地ビールでぐびり。電車で行くとコレができるのがいいですね。

 10/31に技術士2次試験筆記の発表がありますが、しばしの休息となりました。

スパークリング アンドレ・ジェルメとブイヤベース

 先のホームパーティで、友人がスパークリングワインを残していってくれたので、それで一杯。

 アテは、タイのアラなどを使ったブイヤベースと、いつものバーニャカウダ。スパークリングは暑いときにもいいし、寒くなってから鍋や煮込み料理とあわせてもいいので重宝。シメはブイヤベースの残りにごはんとチーズを入れてリゾットに。

 秋になって食べ物がおいしい季節。ますます酒が進みますね。

2013/09/08

告知:関西地区品質工学シンポジウム

 来る10/11(金)に、のっぽ技研 長谷部光雄氏、アングルトライ 手島 昌一氏のご両名をお迎えして、下記シンポジウムが開催されます。非会員の方でも、2000円という破格でご参加願えますので、奮ってご参加ください。詳しくは関西品質工学研究会HPにて。
http://kqerg.jimdo.com/

           記

2013年 第13回 関西地区品質工学シンポジウム in 関西関西地区では京都・滋賀・関西の3つの研究会が品質工学の実践、普及と研究の活動を行っており、 年1回合同で、公開シンポジウムを開催しています。一般の参加もできます。
 
「真の技術者のための品質工学」(仮題)
2013年10月11日(金)10:00-17:00
場所:エルおおさか 南館ホール 大阪・天満橋
     〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
     地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m
 
1.招待講演 : 長谷部光雄 のっぽ技研
2.招待講演 : 手島 昌一氏 アングルトライ株式会社
3.京都事例:
4.滋賀事例:
5.関西事例:
定員:シンポジウム 150名  懇親会  50名 (いずれも先着申し込み順)
懇親会:同エルおおさか10F 宴会場「寿」にて
一般参加料※(資料代): \2,000(当日受付にて) 懇親会 \4,000
※ 京都、滋賀、関西の研究会会員は無料


株式会社ジェダイト(JADEITE:JApan Data Engineering InstituTE)

2013/09/01

ベルベラ・デル・モンフェラート(ホームパーティにて)

 こちらの不義理でながらく、近所のお友達との付き合いも間隔が空いていました。今回も、各家族で、いろいろと料理を持ち寄って、楽しい会が開けました。料理はほんの一部です。足で踏む手打ち(足打ち?)うどんも子供たちと作ったりして、よい時間が過ごせました。

 ワインはどうでもいいですが、一応いつもの酒屋で、いつもより少しだけ良い(といっても2000円代ですが)ワインを仕入れてきて、それ以外にもいろいろと時間を忘れて飲みました。

 最近の週末は、こういうことや、好きな本をゆっくり読んだり、楽器(ギター、ピアノに加えて、最近エレキドラムを追加!)を弾いたりと、
自由時間のありがたみを満喫しています。

久々の書道

 試験勉強対応で、3ヶ月ほど書道部を休部させていただいていましたが、口答試験(あればですが)まで、少し一息つけそうなので、再開しました。

 筆を執ること自体、久々なのでどうかと思いましたが、それなりに体が覚えているようで、書きにくいということはありませんでした(といっても、実力どうりですが)。まだまだ字のバランスがいまひとつ。

 今回はお遊びで、初めて隷書を書いてみました(右下)。一辺ずつ(?)ゆっくり丁寧に書いていきますので、それなりにバランスに気を配りながら、慎重に書ける書体です。隷書の1ストロークはいわゆる一画ではなく、”書”の1画目の”┐”(転折)のようなストロークも、横と縦の2回に分けて書きます。しかも、例えば横棒の場合は、左から右にいきなり線を引いていくのではなく、一旦、筆を右から左に入れてから、「の」(「σ(シグマ)」と言ったほうが近い)の字を描くようにUターンして右にいきます。

 この秋にはまた昇段試験があります。技術士試験筆記の合否発表を待ちながら、取り組みたいと思います。

2013/08/13

【今日の言葉116】

「与えられた」ものに満足するな
自分で「選んだ」ものに誇りをもて

(アマゾンドットコムの創始者 ジェフ・ベゾス)

「頭の良さは与えられたものです。そして、優しさとは選んだものです。
与えられたものは楽です。なんだかんだいっても、それは結局与えられたものだからです。
一方選ぶこことは、ときに難しいこともあります。
気をつけていないと、天から自分が与えられたものを見て、自惚れてしまったりもします。
そうなると、おそらくそれは選ぶことの判断に悪影響を及ぼします。」

CH. ラ・グランド・メテリー・ブラン 2011

 暑くなって来ると、普段頻度の低い白ワインやスパークリングの出番が多くなってきます。冷たいのをぐぅっっっと、やりたいですね。

 右の料理は一見グロテスクですが、豚肉をローズマリーでマリネしたものを、オーブンで焼いたもので、うちの豚肉料理では結構鉄板のものです。ワインを飲むようになってから、ハーブも大好きになりました。右は生ハムとザウワークラウト(かみさん曰く、残り物のキャベツで作っただけ)、真ん中が、焼き茄子(オリーブオイルに塩コショウだけ)。左がいつも写っているパニーニ(手製)です。焼き茄子がこうして食べると、甘みがあり、食感も含めていちじくのよう。白に合います。


ペナ・ロブレ・ホベン

 スペインワインもたまには飲む。ボトルのデザインも現代ポップアートのようでなかなかいい。おそらく、「店長おすすめ」見たいな感じのポップを店で見て、買ったものだと思う。

 料理のほうは、既出の組み合わせですね。ちなみに、ほとんどいつも出ている、トマトとアボカドのサラダ、これは娘の得意?料理です。味付けはオリジナルが入っていて(例えばベースはオリーブオイルなのに、ショウガが入るとか)、グルメレポータ苦肉の、「好きな人には堪らない味ですね~」とコメントするしかないのだが。^_^;;


ラ・パッション・グルナッシュ

 こちらはフランスの地ワインで、このコーナーを紹介し始めたときから気に入って飲んでいる、ラパッショングルナッシュ。手ごろな値段で、ボディがあってフルーティな赤ワインが楽しめる(塚口界隈のワインを飲ませる店では、ボトルは定価の4倍で出されている)。

 夏なるとよく登場するのが、牛肉のたたき。野菜をまいて食べるのだが、下名の好みのソースはにんにく醤油。右奥はバジルとニンニクオリーブだけのシンプルなパスタ。左はタコが隠れていて見えにくいが、タコのマリネ。見ての通り、オニオンとパセリたっぷりでこれも体によさそう。

 出張などで外食が続くと、口内炎ができたりするので、やはり、家のご飯がいちばん体にはよいのだろう。(といいながら、今日も飲むのであるが)

カルロッタ・エ・リヴァローラ・バルベラ・デル・モンフェラート

これは12回目の結婚記念日のときの画像。
イタリアワインで、いつもの1000円台のワインよりはすこし奮発したというもの。

行きつけの肉屋専門店が2軒あるのだが、これは最近開拓したほうで、牛フィレ肉ステーキ用ですね。脂身もきれいに切り落としてくれているので、Over40にはたすかります。ほとんどレアでもいけるくらいの肉でした。

CH.ラベイ・キュヴェ・サン・ジャック

 お盆の夏休みに入り、一息つきました。一昨日から昨日まで、久々に家族を一泊旅行に連れて行くことができました。猛暑でしたが、2日間ともプールでしたので、楽しんで暑さをしのぐことができました。

 さて長らく更新を怠っていたワイン&料理のコーナーを再開させます。少し古い分からアップしていきます。

 写真のワインはボルドーの金賞ものですね。先の投稿にもあったように、最近鴨肉を家で食べるようになりまして、ミディアムレアにグリルした鴨をスライスして、ホースラディッシュと醤油でいただきます。右上はこれも大好きなバーニャカウダ。野菜がいっぱい採れます。それと左上はサーモンと「おかひじき」のサラダで、シャキシャキしたおかひじきの食感がクセになります。


2013/08/05

午後その2 選択科目(論文)

 30分の休憩を挟んで、午後の2つ目は、選択科目(下名の場合「数理・情報」)の課題解決能力を問う問題。時間は15:00~17:00の2時間。これでラストだ。枚数は600字詰め3枚と、さっきの論文に比べれば余裕がある。枚数が1枚少ないのもさることながら、1つの問題に対して3枚なので、考えは集中できる。問題は2問中1問選択。

 下名が受けた「数理・情報」の問題を紹介する。

1.情報技術の発達とともに、膨大な量のデータや情報であるビッグデータを収集・蓄積することが可能となった。企業では、データマイニングや数理的手法などを用いて大量のデータや情報を解析し、企業経営に有用な情報を抽出することが必要となってきている。このような状況を考慮して、以下の問に答えよ。
(1)データマイニングや数理的手法などを用いて有用な情報を抽出するための手順の例を示し、その手順の中であなたが重要であると考える項目について説明せよ。
(2)大量のデータや情報を解析する際の技術的課題を示し、それを解決するための技術的提案を示せ。
(3)あなたの技術的提案がもたらす効果を具体的に示すとともに、そこに潜むリスクについて論述せよ。

2.新製品の信頼性確保のためには、市場品質データを活用することが重要である。企業内で市場品質データを蓄積し、信頼性保証のための有益な情報を抽出する状況を想定し、以下の問に答えよ。
(1)信頼性保証のための市場品質データを週出するための基本的な手順を説明し、その手順の中であなたが重要であると考える項目について説明せよ。
(2)信頼性保証のための市場品質データを分析し情報を抽出する際の技術的課題を示し、それを解決するための技術的提案を示せ。
(3)あなたの技術的提案がもたらす効果を具体的に示すとともに、そこに潜むリスクについて論述せよ。

試験では、1.を選択。ほどよい時間で、原稿用紙は最後まで埋めた。
出来については、これも何ともいえないところである。

こちらの問題は、口答試験の諮問でも用いられるとのことなので、論文を復元しておく必要がある。
最後に10分弱ほど時間に余裕がったので、問題用紙の余白に要旨は写してきた。

とにかく、このようにして1次試験からかぞえて2年間の受験生生活に、一息つくことができた。
今後はとりあえず筆記試験合格を想定しての、口答試験への準備ということになる。

午後その1 選択科目(論文)

 午後の1つ目は、選択科目(下名の場合「数理・情報」)の専門知識・応用能力を問う問題。時間は12:30~14:30の2時間。枚数は600字詰め4枚と、非常にタイト。模擬試験(自作自演)で、知っている問題を解くのでも、楽な時間配分ではなかった。

 問題の形式もいろんな予想が飛んでいたが、1月に受けたセミナーの予想が的確で、1枚+1枚+2枚の計3問答える構成であった。問題数は、事前の公表のとおり、回答数の2倍。すなわち、1枚で回答する問題が4問中2問選択、2枚で回答する問題が2問中1問選択という構成だった。模擬試験もこの構成にのっとって、2時間で練習してきたので、これは助かった。しかし、試験の現場ではやはり、3問を規定の字数で仕上げるというのは、時間との勝負だった。

 下名が受けた「数理・情報」の問題を紹介する。

1. 原稿用紙1枚で回答する問題(2問選択)

(1)日程計画で用いられるPERT/CPMの目的、特徴及び原理を示し、適用上の留意点を述べよ。

(2)在庫管理における発注方式を2つ挙げ、それぞれの方式の特徴及び対象となる品目を解説せよ。さらに、適用上の留意点を述べよ。

(3)樹脂成形工程において成形条件を最適化するために、10個の因子を選定して直交配列表を使って割り付けた実験を実施し、採取したデータから分散分析を行った。ところが、有意になると予測していた因子が有意にならなかった。有意になると予測していた因子が有意にならなかったという現象に対して、直交配列表実験の観点からどのような調査が可能かについて具体的に述べよ。

(4)実験計画における重要な概念の1つに、フィッシャーの乱塊法におけるブロック因子がある。ブロック因子について、具体例を示しながら解説し、適用上の留意点を述べよ。

2.原稿用紙2枚で回答する問題(1問選択)

(1)政治・経済の不確定要因や自然災害の増加、さらに多品種・少量生産や製品ライフサイクルの短縮などにより、今日における需要予測は困難なものとなっている。あなたが、特定の製品やサービスなどの需要予測を行う業務の担当者として業務を進めるに当たり、書きにないようについて記述せよ。
 ・着手時に調査すべき内容
 ・業務を進める手順
 ・業務を進める上での留意事項

(2)製品ライフサイクルが短縮する中で、製品品質の早期の安定化がますます企業の重要な課題となっている。あなたが、企業における特定の製品の品質の早期安定化のための工程管理を行う担当者として業務を進めるに当たり、下記の内容について記述せよ。
 ・着手時に調査すべき内容
 ・業務を進める手順
 ・業務を進める上での留意事項

試験では、1.は(2)と(3)を選択。2.は(2)を選択した。
最後の1分まで時間を使った。
途中で書き直したかった部分や、最後にスペースが苦しくなって、十分に説明できなかった部分もあったが、そういう試験であり、贅沢はいえない。とりあえず原稿用紙は最後まで埋めた。
出来については、正直「しまった」と思う部分もあるし、何ともいえない。

午前 必須科目(択一式問題)

 午前は10:00~11:30で必須科目(下名の場合は、経営工学部門全般)の択一式試験。以前も択一式はあったが、一旦廃止となり、今年度からまた復活したというものだ。

 20問中15問を選択して回答し、ボーダーは60%(9問)以上。ここでボーダーを下回ると、その時点で不合格である(論文試験の採点はあるようだが、来年?からは論文の採点すらなくなる模様)。

 経営工学部門の場合、生産マネジメント、サービスマネジメント、ロジスティクス、数理・情報、金融工学の5分野を勉強する必要があるのだが、当然得意・不得意があるので、強弱をつけて勉強した。なにせ、最終的には20問中9問自信をもって答えられればいいのだから。この戦法は、1次試験でも生きて、結果、1次試験の専門科目は満点だった。

 さて、今回。択一式が復活して1年目ということで、セミナー等で聞いた下馬評では、おそらく過去問からの流用が多いのでは、ということであったので、2次試験の過去問だけでなく、1次試験(すねて択一式問題)、総合技術管理(経営工学)の択一式問題もさらっておいた。選択科目の論文試験のほうに大方の勉強時間は費やした。

 はたして、験開始して全問題を通してみるやいなや、選択できる15問程度はほぼ見たことのある問題。開始後10分で15問+αの正答のあたりをつけて、30分で2,3回は見直して終了。規定の60分で退場して次の試験に備えたため、問題は手元に残っていない(いずれ技術士会HPにアップされることだし)。まず、午前の択一式は問題なしという結果になった。これは他の技術部門でも同様だったらしく(掲示板の情報)、はたしてこのような試験が、なんらかのスクリーニングになっているのかどうか。

 さて、余談であるが、1次試験のときも指摘した問題。今回も答案の回収は、試験管が席順に記載の受験番号を確かめながら回収する方法ではなく、各自がアトランダムに回収箱に入れていく方式であった。だから、この方法だと、簡単に替え玉受験(答案の入れ替え)ができる。改善を望みたい。

筆記試験の前日~当日までの準備

 人間、喉もと過ぎればなんとやらで、すぐに物事を忘れてしまうので、いろいろと残しておこうとおもう。

 さいわい、例年北海道にいっているように、何日か休暇をつなげて1週間ぶちぬいての夏休みをとったので、直前の1週間は試験の準備に集中できた。これは恵まれた点。

 夏休みなので、娘も学校が休みだし、家にいるといろいろ誘惑があるわけで、それを振り切る?ために、9:30~20:00までやっている、近くの図書館(伊丹ことば蔵)に。子供も多いが、学習室は静かでなかなかよし。

 先に挙げた、専門知識・応用能力風の問題70数問の、キーワード書き出しやら、インプットの復習やら。残り3日に入ってからは、模試さながらで、2時間(専門知識・応用能力。1+1+2枚)+2時間(課題解決能力3枚)を実施。時間感覚や、手書きのつらさ、書き直し自由度の低さなどを、事前に体験。

 なにより気をつけたのははやり健康。十分な睡眠と、寝るときはエアコン(30℃設定)はつけたが、長袖で寝た。手洗い、うがいも気を配った。

 やることだけやったら、当日の準備。リフレッシュできそうなものは何でももっていったが、結構ほとんど役に立った。サンダル、長袖(冷房対策)、顔拭きシート、目薬、頭皮スプレー、点鼻という鼻がすぐに通る薬、ソルマック(胃のむかつき抑制)、カフェイン飲料(午後昼食後の眠気防止)。

 文房具も重要。これまでのいろんな受験知識を総動員。シャーペンは論文用は、サラサラかける0.7mmのBを2本。それに図表用に細かい文字を書き込む用の、0.3mmのHB。消しゴムは新品のプラ消しと、細かい部分を消す用のノック式消しゴム。定規(透明)。電卓は故障や電池切れ対策で2台(関数電卓は不可)。受験票が、消しゴムのカスを払うのに重宝した(羽箒は不可なので)。

 さていよいよ試験。。

2013/08/04

技術士2次 筆記試験終了

本日、総時間5.5時間の筆記試験が終了しました。
詳細はおって後日報告しますが、論文試験はとにかく目一杯集中しても時間ぎりぎりで、終わったときには、へろへろになっていました。

帰りに家族と落ち合って、打ち上げ会&かみさん(8/B)、娘(7/E)の誕生会。

ちょうど、娘の誕生祝のエレキドラムも本日届いており、へろへろになりながら、こちらも先ほど組み立て終わりました。

論文添削やアドバイスなど、ご協力いただいた皆様、
本当にありがとうございました。

取り急ぎご報告まで。

2013/07/31

いよいよ明日から8月

7月も本日で終わりいよいよ8月。
今週末は技術士2次試験(筆記試験)本番です。
休暇をとって、例年なら北海道ですが、今年は、連日図書館に通って最後の追い込み中です。

ここ4日間は自分で作った、専門知識・応用能力の想定問題 約70問を、やっつけました。

1問10~15分ペースでキーワードと論文の構成を書き出すという実践的なものです。
「知っている」と思っていた内容も、実際にアウトプットしてみると、そこここに弱点が見える化できます。

今年から試験制度が変わることもありますが、それ以上にこの試験の性質がら、どれだけ準備しても、万全、安心と思えないところが、これまでの試験と違うところです。

準備できるのはあと3日。最後は体調を整えることに集中して、仕上げていきたいと思います。

2013/07/16

受験票到着!

技術士2次試験の筆記がいよいよあと3週間をきりました。
本日、受験票が届いていました。
(受験する選択科目の人数が少ないため、ひきつけて出願したにも
 かかわらず、非常に若い番号でした)

過去問4年分の3枚問題7問の論文を仕上げ、
手書きでも各2回は書きました。
それと音読が良いとのことなので、読んだり録音して聞いたりしています。

作成した論文のトーンでよいかどうかの最終確認を
周りの技術士の方にしたいただき、
月末ごろから休暇を絡めて、缶詰状態で最後の
追い込みをかける予定です。ガッツ!

2013/07/06

論文問題の回答例を手書きで模写

 ついに技術士2次試験の筆記試験(8/4)まで1ヶ月を切った。これまで情報の収集や知識のインプット、過去問の回答作成を中心に行ってきたので、本日から本番に向けた、論文問題の手書きの訓練を始めている。

 昨年までの試験形式では、3枚(1800字)ものの問題が毎年2問ずつあるので、市販の回答事例集をベースに自分で作成した回答(ワープロ使用)を、600字詰め原稿用紙(自作)に手書きで書き写してみた。文字が汚くならない範囲で、どこまで速く書けるものなのかの実験も含んでいる。

 書いてみると、これが結構大変。普段ゲルインクのペンを多用しているので、シャーペン(0.7mm、濃さはBで書きやすくしたつもり)で書いてみると、抵抗が大きく(個人的に筆圧が強めのこともあり)、やはり手が疲れる(※ちなみに、今日は5問分15枚を書いた)。
 休むことなく、3枚を争覇。必死に書き写すだけでも、時間はだいたい1枚あたり13分で、3枚で40分程度。キーワードや章立ての下書きがあったとしても、考えながら書くと、この2,3倍はゆうにかかるだろう。

 今年の論文試験の試験要綱は以下のようになっている。

(1)選択科目に関する専門知識・応用能力(600字詰め4枚)、120分
(2)選択科目に関する課題解決能力    (600字詰め3枚)、120分

(1)では1枚あたり30分しかない。構想・下書き10分、清書20分のペースである(!)。壮絶であるが、(1)に関しては半分は知識を問う問題なので、知っている内容なら、かなり短時間で記載できるであろう。

(2)は今回実施した手書きの試験形式に近いもので、おそらく、課題や留意点の抽出、解決策や、「あなたの」考え方・意見を問うもので、難易度は(1)より高いと想定される(なので、枚数は1枚少ないのであろう)。清書に1枚30分は欲しいところなので、全体の構想と下書きが30分、あとは1枚30分ペースで紙面を埋めていってぎりぎりである。

 実際に紙に書いてみて思ったことは、書き写すだけでもこんな時間がかかるのに、実際に一から文章を組み立ててこの時間というのはそうとうタイトということ。ほとんど悩んだり迷ったりしている暇はなく、これまで(+あと1ヶ月)でまとめてきたことを、いかにスラスラと文章に分かりやすくアウトプットできるか、そういう試験だということである。

 ここでかなりゲンナリしてしまうところだが、冷静に考えると、ボーダーは論文試験全体で(つまり(1)と(2)をあわせて)6割である。つまり(1)でかなりいいところまで点数がとれていれば、(2)は半分くらいの出来でもボーダーには到達できるということである。目標としては、(1)で9割、(2)で5割(合計7割)というところか。それくらいのリラックスした気持ちで望みたいと思っている。あと1ヶ月はひたすら、インプットの強化と、アウトプット(特に紙への!)の特訓あるのみだ。

追記
実際に0.7mm、Bのシャーペンで原稿用紙を埋めてみると、よくない論文の例としてよくいわれる「真っ黒」な印象である(ワープロ打ちだとこういう印象にならない)。内容を整理して、箇条書きを増やす(見やすくなるが、記載できる字数は減る)ことと、できれば1つくらいは図を入れたいところである。過去問の自作回答をさらにブラッシュアップさせる必要がある。

2013/06/21

QES2013(品質工学研究発表大会)終了!

 2013年度の品質工学研究発表大会(QES2013)が終了した。今回は、いろんな意味で個人的に充実した大会となって満足している。

 まず初日(6/20)のAMは、自分の研究発表だ。タイトルは「高周波回路のパラメータ設計~悪玉交互作用の抑制と計算工数の大幅削減」で、3年ぶりの壇上発表となった。概要については前の投稿を参照願いたい。事前に関西品質工学研究会にて、レビューを行っていただいたので、本番の質疑応答の質問はやさしく(2つの意味で)感じられ、落ち着いて応答できた。なかでも、田口伸先生に「”スノコ法”、いいね!」と言っていただけたのは、望外の喜びであった。

 まだ緒についたばかりの研究で、継続検討が必要な手法であるが、このような方法を使って、積極的に製品開発でのロバスト設計に、パラメータ設計を活用していくというのは、品質工学の裾野を広げ、技術者や管理者に品質工学のメリットを実感していただくのに良いのではないか、と考えている。写真(普段、余り自分の写真は載せないのだが)、のスライドにあるように、「基本機能の研究による技術革新(中長期・重要課題・発展に寄与)」と「ロバストで迅速な設計解の確保(短期・緊急課題・普及に寄与)」の両輪が必要であると考える。今回の発表は、単に新しい手法の提案だけでなく、このようなメッセージこそ述べたかった内容である。

 さて、昼休みは学会の評議委員会があり、そちらに出席する予定であったが、ある著名な方に話しかけられ、話が大いに盛り上がり、評議委員会は欠席(すみません・・・)。上記の下名研究に興味をもたれ、聴講いただいたとのこと。この方との今後の展開は、非常に期待できるものであり、ここではまだ明かせないが、個人的に楽しみにしている。

 初日のPMはMTシステムに関するポスターセッションをまわり、最後に吉澤さんの講演(やはり難しく、理解に難儀したが)を聴講し1日目は終了。(そうそう、アングルトライの「M法」についても教えてもらったっけ)

 初日終了後は、全国のメンバーが入り乱れての懇親会。田口伸先生にもお越しいただいた。また、ITEQの中野さんには発表内容に関連して電気回路技術の設計方法についても教わり(まだ理解不十分ですが)、さらには、この懇親会にて、技術士(経営工学、総合技術管理)の熊坂さんに受験へのアドバイスと激励をいただき、大変有意義な会となった。

 2日目(6/21)、二日酔いもなく快調。AMは小ホールにて教育普及のセッションを聴講。各社、弊社とも似た課題に直面しており、似た施策も多く、参考になることしきり。

 PMはMTシステムのポスターセッションの司会。司会の準備中に、これまた技術士の方2名から、ブログ見たよ、との情報で話しかけられ、激励をいただいた。もう、合格するしかないですね。司会は難なく終了。発表者の方々とも知り合いになれて、司会役は事前準備など大変な部分もあるが、受ける側にも得るものは大きい。

 さて、来週は田口伸先生を交えての、研究会合宿。なかなか熱いテーマが集まっているようで、いまから楽しみである。


2013/06/09

60000PVと12周年

 個人的な備忘録で始めたこのブログだが、最近は半年で10000PV(ページビュー)くらいのペースで閲覧いただいています。おかげさまで、先日60000PVを越えることができ、ありがとうございます。これからも(超)不定期の更新となりますが、よろしくお願いします。

 また、私事ですが、本日、結婚12周年を迎えました。かみさん、娘と3人で(北海道と回転寿司以外では久々に)、寿司屋に行ってお祝いしました。家族全員元気が一番です。

 さあ、今週から、今年度の設計品質向上に関する全社教育の塾が開講。バリバリいきます!

2013/06/02

日本規格協会 品質工学セミナー入門コース

6/17追記
先週の木金の2日間、無事に終了しました。
今回は21名もの参加をいただきました。

アンケートを見た感じでは、狙い通り、
「まずは一度やってみようという気になった」
という方が多かったようです。
がんばってほしいですね。

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直前の連絡になってしまったが、来る6月13日~14日に、日本規格協会関西支部(大阪本町)にて、「品質工学セミナー入門コース」を開催する。
(関西品質工学研究会の方は、維持会員価格の半額を補助)

昨日の研究会でも「機能の考えかたが分からない」「基本機能とは?目的機能とは?それらの違いは?」など、初学者にとっては理解しにくい、それでいてあまりテキストには詳しく説明がない疑問がでてきました。

品質工学の入門で重要なのは、技術における品質の考え方と、品質(機能の安定性)を評価するための3種の神器(機能、ノイズ、SN比)をしっかり押さえることです。
特に、機能についてはこの講座で、オリジナルの「考えるためのコツ」を伝授します。

今回も、下名と、同社のT氏の2名体制で、「熱い」講義を提供したいと考えております。


講師 株式会社ジェダイト 代表取締役 技術士 鶴田明三

(前回案内から転載)

<本コースの特徴>
品質工学の全体像がつかめる
●基本や本質が理解できる
 ・セミナー指定教科書「はじめての品質工学」以前の、あまり本には書いていないけど“本当は大事なこと、あまり言ってくれないこと”が分かる
 ・実際に困る点への対応や、ちょっとしたコツが分かる
 ・どういう場面で品質工学(特に、機能性評価とパラメータ設計)を使うのかが分かる
 ・演習で考え方を体感できる
●計算やツールに対するフォローもばっちり
 ・帰ってすぐ使える「パラメータ設計実験シート(Excel)」付き
#次回以降の配付は未定です。

<本コースの基本方針>
●とにかく、基本である「機能性評価」が大事!
 これをシッカリ理解して帰っていただきます。
 これが分からずパラメータ設計に走ってはいけません。
●実際に便利なのは「パラメータ設計」!
 すぐに理解しにくい「直交表」「SN比」「要因効果図」は
 ツール(無償配布)に任せて、まず実務で“使ってみる”
 ことが出来るようになることを目標とします。
●それ以外の手法は、概要を押さえていただきます。

 品質工学セミナー用に書き下ろした最新のテキストを使用します。よいセミナーにしたいと思っていますので、初心者の方、もう一度品質工学の基礎を学びなおしたい方、社内での教えかたのヒントを得たい方など、ご参加をお待ちしております。



関西品質工学研究会の見学

昨日6/1(土)の関西品質工学研究会に、1名見学にきていただいた。
きっかけは、このブログを見て、品質工学に興味をもち、下名に直接問い合わせが来たことだ。

初学者にとっては難しい議論もあったかと思うが、雰囲気は感じ取っていただけたと思う。
また、研究会後の有志による懇親会(毎回開催)は、いつもどおり、大いに盛り上がった。

研究会では、入会の検討前提で、見学を随時受け付けている。
(基本的に、毎月第一金曜か土曜)
研究会HPから連絡いただくか、最寄の研究会員にお知らせ願いたい。

2013/05/29

【今日の言葉115】

批判が気になるかって?それはノーよ。
私は抜本的な変化を求めているのであって、議論が白熱しなければ変化なんて訪れないのよ。

(フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグの言葉)

今回のQES2013の発表テーマは、過去QES金賞を取るも、いまだに賛否両論のある「逐次法」がテーマです。「議論を白熱」させ「変化を訪れ」させられるといいですね。

2013/05/26

選択科目用ノートがなんとか完成

8月に受験する予定の技術士2次試験(経営工学部門)の、選択科目(数理・情報)のための「技術ノート」約100ページが、暫定版だがようやく仕上がった。

マイナーな選択科目のため、過去問や周辺の資料から、このあたりが出題範囲だろうというのを自分で同定して、論文試験対策用の技術ノート(すなわち、選択科目を網羅する、オリジナルのテキスト)を作成する必要がある。

だいたい以下のような目次(項立て)でノートを作成した。
ハッキリ言って、QC検定1級より3倍以上は広い。


0.共通
     数理計画・解析の実務上の課題、留意点、背景、動向、

1.要予測
     総論、新製品の予測、定性手法(デルファイ法)、
     定量手法、SCM/CPFRモデル(産業関連モデル、
     市場反応分析モデル、Bassモデル)、在庫管理/発注方式、
     マーケティング(4P、経験的方法、実験的方法)、企画(P7

2.意思決定法(OR以外)
     AHP、ゲーム理論、決定木、意思決定過程モデル、
     支援システム(GDSS)、仮想評価法(CVM)、
     制約理論(TOC

3.連続最適化
     線形計画法、制約なし非線形、制約あり非線形、
     メタヒューリスティックス、多目的最適化、
     逐次近似最適化、不確実性を考慮した最適化、
      基本理論(最適性条件、双対条件、KKT条件)、
     最新手法(QE、半正定値)

4.組み合わせ最適化・整数計画
     整数計画(最小木、ナップザック、最安定集合)、
     ネットワーク理論(巡回セールスマン問題、
     最短路、最大流、最小費用流、PERT)、
     厳密解法(分枝限定法、[分枝]切除平面法、
     緩和問題、動的計画)、
     近似解法(主・双対法、実験的解析、シミュレーション)
     問題のクラス(PNP完全、NP困難)、
     計算時間(多項式、擬似多項式、指数)

5.待ち行列
     総論(分布、モデルの記述、平衡方程式、リトルの公式)、
     M/M/1/∞モデルおよび派生、ネットワーク型システム、
     [離散型/連続型]シミュレーション

6.ビッグデータ・データマイニング
     総論(定義、背景、現状、課題・留意点)、
     わが国の方針動向、
      注目テクノロジー(Hadoop、クラウド等)
      数理手法(データマイニング)、
     応用例/社会問題解決

7.多変量解析
     解析総論(留意点など)、
     重回帰分析、[正準]判別分析、主成分/因子分析/MDS
     数量化理論、クラスター分析、共分散構造分析(SEM

8.品質管理
     統計の基本、Q7N7、管理図、抜き取り検査、検定、
     分散分析、実験計画法、官能検査、TQMQFD

9.信頼性技法・システムの信頼性
     信頼性の基本、R7FMEA/FTA/ETA、設計信頼性、
     信頼性の尺度、その他(打ち切りデータ、ワイブル、
     HAZOP、ヒューマンエラー、THERP等)、

10.リスクマネジメント
     リスクマネジメント、BCP、安全管理/安全設計

11.情報マネジメント
     セキュリティ(ISMS、ソーシャルエンジニアリング、
     わが国の戦略)、知的財産権/TPP関連、
     ナレッジマネジメント、発想法、デジタルデバイド

ワープロ打ちやWEBの記事の切り貼りも一部にはあるが、「手書き」にこだわった。
なぜなら、当日の試験が手書きだからである。
筆記用の筋肉を鍛えておくべし、はさまざまな方面から忠告いただいている。

 こうして選択科目を一望して一通り学んでみると、自分が専門にしている品質工学の位置づけが明確になったたり、利点、欠点などがお互いに見えてきて、相対化できることがまず収穫である。その点についてはまたおいおい紹介していくことにしよう。

技術士としての当該分野はこれまでマイナーであったが、最近脚光を浴び始めている「データサイエンス」(第4の科学とも言われる)の登竜門的な資格になるのではないか、と密かに考えている。

本日、齢四十四になった。

 

2013/05/25

伊丹まちなかバル 2013年春

昨年の秋に始めて、地元のバルに(もちろん客として)参加したのだが、こんなにイイものとは思っていなかったので、この春のバルを楽しみにしていた。

チケットを前売り(5枚3000円)で買い、日も傾きかけたころに、いざ酒場探訪へ!
見慣れた街も、活気に賑わっており、華やかに感じる。

1軒目は、普段は少しお高くてなかなか行けない、洋風(フランスか?)料理の「アンシャンテ」へ。
中では男女3人のトリオが、ノラ・ジョーンズの生演奏をやっており、非常にいい雰囲気。
ベルギービールとバルメニュー(ロースとビーフ、その他)をいただきながら、次はとこへ行こうかと画策。

2軒目は、庶民的な居酒屋「ばくだん」。近くにいろいろと良さげな居酒屋が立ち並んでいるのだが、近所というのがまた、なかなか行かないものである。
ここでは数名の行列ができていたが、待ち行列中に冷やし樽酒が200円で振舞われていたので、もちろんゲット。冷たさが喉に心地よい。

中に入って出てきたメニューは、ぎょうざ(この店の名物)と、刺身のセット。ホタルイカは生だ。外で冷酒を飲んだので、ここで頼んだのは芋焼酎の水割り。ぐびぐびと飲み干す。

3軒目は、こんなところにこんな店があったのかという(その割には大きい看板だが)、「厨」(くりや、と読むのだろうか)。ここのメニューはこれまでで一番すごかった。5種類のオードブル的なものだったが、どれも丁寧に仕事がされた味付けで、特に肉は柔らかく、今度一度来てみたいと思わせる味だ。しかも、店内のドリンクメニューのどれでも選べたので、一番高い(であろう)白州のハイボールをいただいた。

10枚のチケットをもち、3人で3軒回ったので1枚余る。厨のすぐ近くにタコヤキ屋があったので、ここで、「タコヤキ+チジミ+ビール」のセットメニューをテイクアウトして、シメとした。

早くも秋の開催が待ち遠しい。

今年も潮干狩りで貝尽くし

先日の大潮の日に毎年恒例の潮干狩り(新舞子潮干狩り場)に行ってきた。
久々の家族サービスといったところ(良くしていただいているYさんにいつも連れて行ってもらうだけですが)。

天気が良くて日差しが強く、手足が真っ赤に。

調子がよく、午前の2時間ほどでハマグリを中心に100個程度取れたので、午後は昼寝とかしながら休憩。

潮干狩りは採るのも楽しいが、その後に食べられるのがまた楽しいところ。
左の写真は今回の釣果。ただしマテガイ(長い貝)は採るのが難しく、いただきものだ。

真ん中の写真のように、ボンゴレロッソと、レンコン・パプリカなどで一緒に蒸したものと、マテガイのオリーブオイルソテー。ワインは、その辺にあったデイリーもの。

中腰と砂掻きで数日は筋肉痛に悩まされることになるのだが、年中行事ということで来年も楽しみにしている。


2013/05/02

【今日の言葉114】

問題のすべてに一つひとつ対応する必要がないことが分かります。(中略)一つか二つのコアの問題が他のすべての問題の原因なんです。問題のほとんどは症状であって、問題ではない。

(エリヤフ・ゴールドラット「ザ・ゴール」より)

品質工学では、たくさんの品質特性の問題は、一つか二つの個さの問題、すなわち基本機能がきちんとスムーズに働かない問題から生じているとしています。

TOC(制約理論)も品質工学も全体最適を志向する点ではよく似ていると思います。

また同氏は、以下のようにも表現されています。

ものごとは収束していく。深く掘り下げれば掘り下げるほど、共通の原因が現れてくる。

(同氏「ザ・チョイス」より)

鴨のロースト第2弾

 前回の鴨ロースト(ベリー系ソース)がおいしかったので、また買ってきました。1パック300数十グラムで800円ほどです。塩コショウしてローストしたものを、今度はオレンジ系ソースと柚子コショウでいただきました。全然クセもないし、牛肉よりうんとコスパがいいですね。

 ワインはスペイン産のピエドラス・ロハス・テンプラニーリョ。近くの酒屋で2本2000円でしたが、フルーディで結構いけましたよ。

 GW中は、娘の学校が休みの日は出かけけたりしての家族サービス、平日は家でみっちりと受験勉強と、フル回転です。明日からまた連休に入りますが、体調を壊さないように、おいしいものも食べながら、引き続きフル回転で行きたいと思います!

2013/04/26

書道二段に昇段

3月受験した昇段試験ですが、合格して二段になりました。
最近は、毎月の課題を出すために月1~2回しか書道ができておらず、サボりぎみです。。。

2013/04/20

技術士2次試験受験申込み(2)

 引き続き、「業務内容の詳細」の部分である。ここは、先の業務経歴(5つ以内)から1つだけ選択して、その内容の詳細を720字以内で記載するものである。

 今年度より、筆記試験合格後の業務体験論文の提出がなくなったことを受けて、受験申込み時にミニ論文ということで、上記の記載が追加された(当然、面接のときに活用される)。

 さて、720字である。これは書いてみればすぐに分かるが、あまりに字数が少ない(足りない)。自分の業務(製品、技術、背景)などを知らない面接官に、背景が分かるように説明し、自分の役割・立場、業務上の課題、技術的な課題、自分の技術的提案、成果、展望を要領よく、しかも分かりやすくまとめなければならない。ここには相当時間を費やした。

 申込書のダウンロード開始は4月からだったが、様式が変更になり、業務詳細を700字程度で記載する必要があることは昨年の12月に受講したガイダンスで知っていた。前記の業務棚卸しにあわせて、どの業務を詳細記載の内容に選ぶかは、吟味した。とはいえ、本当に時間がかかったのは、業務選択後である。720字にまとめるために、申込書入手前から、文章を考え、練りに練った。3月ごろから、社外の技術士1名と、社内の技術士3名(いずれも、下名受験部門である経営工学部門)に見ていただき、アドバイスをいただきながら、推敲した。全員の意見をすべて取り入れることは字数の都合上も難しかったので、最後は自己責任でまとめ挙げた。それでようやく完成したのが4月の中旬であった。

 「業務内容の詳細」部分は、PDFファイルでテキスト入力ができるようになっているが、この部分はデフォルトでは行数が決まっており(つまり空白行を入れるとその分記載できる行数が少なくなってしまう)、さらにインデントや文字装飾ができない仕様になっている。そのまま空白行を入れずにキチキチに内容を詰め込むと、真っ黒で非常に読みにくいものになる。この部分をどのように入力すべきか、また見やすくなるように、テキストボックスの部分をいじってよいのかどうか、掲示板などでもかなり物議をかもしていた(受験センターへの問い合わせも多数だったようだ)。

 最終的に役に立ったのは、このページで、結論だけ抜粋させていただくと、
「空白部分を除き、記載した文字数が720字以内であれば、
 1.1行の文字数×行数に指定はありません。
 2.文字の大きさの指定はありません。10.5ptでなくても結構です。
 3.文字の種類は自由です。
 4.文字装飾(太字・下線等)によりキーワードを強調していただいても結構です。
 5.カラーのものは受理できかねますので、白黒で作成してください。」
とのセンターからの回答があったとのことなので、見やすいように構成することにした。

 センターではWord等で作成したものを貼り付ける方法が例示されていたが、いろんな方法が可能である。下名は、フリーウェアでいつもお世話になっている、PDF-XChange Viewerで、経歴詳細記載部分に、テキストボックスを新たに貼り付けでそこに文章を打ち込んだ。フォント変更や、ボールド、下線、空白行の挿入などの装飾も自由自在である(もちろん、読み易さを考えて、過剰にならないように)。仕上がりは上々で、デフォルトのフォームで記載したのとは、比較にならないくらい読みやすい。

 受験料14000円の振込みも完了。今から、貼付用の写真を撮りに行く。

技術士2次試験受験申込み(1)

 技術士2次試験の受験申込み書類一式がようやく完成し、会社の証明ももらえた。やはり、業務経歴と経歴詳細のところは時間がかかった。下記、備忘録として残す。

 業務経歴は受験資格のパターンによって3種類に分かれるが、下名の場合は遡って関連業務7年以上の経歴があればよい。これを、5項目以内にまとめる。これがまず結構大変で、年明けごろから19年間の業務の棚卸しを行い、どの時期にどんな役割でどんな業務を実施し、どんな成果を挙げたかなどを一覧にまとめた。これは受験の有無とは関係なく、一度やっておくと自分のキャリアの整理になって、いろいろと役に立つと思う。

 ここから業務を5つ以内に絞らなければならない。下名の場合は入社3年目までの業務は省略して(受験技術部門と直接関係ない業務のため)、直近16年の業務を5つに分割して記載。社内の技術士のアドバイスで、時系列に継続して分野を深堀、拡大して来たイメージが伝わるような記載とした。技術士といえば、CPDだからだ。

 もう1つ気をつけておかないといけないのは、経歴を5つに分けたときに、経歴の時期が重ならないようにしなければならないので、実際の経歴の時期とまったく同一で記載できないことである(下名の場合複数の業務が重なっている時期があるのが普通だった)。会社のシステムに、業務経歴が登録されているが、最終的には会社の証明をもらう必要があるので、システムの登録内容と経歴の記載内容に齟齬がないようにしておくことが重要である。下名の場合、一発で人事部門の証明がおりた。

 次に、経歴の記載内容だが、これが17文字×3行=51字以内と結構厳しい。記載例では「**に関する調査、研究」などとあっさりした記載になっているが、これも社内の技術士のアドバイスで、役割や具体的に「自分が」実施した内容部分が分かるように、字数以内で詳しく記載したほうがよいとのことであった。字数一杯を使ってアピールした。

 細かい注意事項としては、地位・職名のところは、入社年数が若いときのでも「平社員」などとは書かずに「研究者」「技術員」などと表記したほうがよいこと。それと、下名の現在の地位・職名が「専任」などという対外的に非常に分かりにくい名称なので、人事部門の許可をとって、「専任(課長級)」などとカッコ書きで記載した。

 長くなるので、業務詳細のところは次の投稿で記載する。

2013/04/06

【今日の言葉113】

「靴紐を結ぶことができるかい? じゃあ、その結び方を口で説明してみてくれるかい?」

(著書「ザ・ゴール」と制約理論(TOC)で著名なゴールドラット氏の言葉)

「やれる」ようになった人でも、それを他の人に「やれるように教える」ことは本当に難しい。この難しさを分かってもらうために、ゴールドラット博士は冒頭の質問をしたという。

また以下のようにも言っている。

「自分の直感をクリアーに言葉にして説明できない限り、あなたが発しているのは自分の混乱だけである。」

ゴールドラット氏の新刊「何が、会社の目的(ゴール)を妨げるのか」より。示唆に富む内容がたくさん載っていそうだが、まだ読み進められていない。

品質工学もTOCも全体最適を考える学問である。

果実系ソースとワインは合うカモ?

 いつも肉を買いに行く「マエダ食品」であるが、とにかく肉の種類が多いので、ホルモン好きには嬉しくてたまらない。以前の記事で、ラム肉のラックを使った料理を紹介したが、今回は鴨に挑戦!(と言っても作るのはかみさんだが) 部位はロースで、100g240円というお手ごろ価格だ。

 ローストしてスライスしたものに、ブルーベリーと赤ワイン使った果実系のソースをかけた。あとは健康志向で野菜たっぷりのラタトゥイユと、タマネギ丸焼き。

 ワインはイタリア産のロッカ・ネロダヴォラ・シチリア というもの。セールで2本2000円だった。ソースが果実系ということもあり、鴨やワインとの相性は抜群。肉も柔らかでしたよ。

関西品質工学研究会と造幣局の桜

 月例の関西品質工学研究会に先立って、造幣局を見学。貨幣の製造工程を見た後、局内の桜と桜ノ宮公園沿いの桜を散策しながら、会場へ。今回は司会に発表にWGに大忙しだ。

 研究会では、パラメータ設計における利得推定と確認実験の方法を相談した。利得推定では、全部の因子を用いて推定するほうが良い、との結論になった。詳細は機会があればということにしよう。いずれにせよ、大きく改善できるようなシステムを考えることのほうが、技術者にとっては大切ということだ。パラメータ設計の発表はアプリケーションのものが多いが、疑問や研究課題はまだまだ多いと見る。QES2013ではそのあたりに一石を投じたい。

 新しいWGの立ち上げでは、広義のQCの理解深堀のために、マツダのTさん(実は、このWGは5人ともTさんなのだが)に、広義のQCに関する講義を行っていただいた。今後、このWGは、品質工学の技法、教育方法、考え方の高度化を標榜するとして、「QE高度化WG」と名づけた。詳細はまだまだこれからである。

 


2013/03/28

QES2013論文完成

 早いもので、今年度も明日の福岡出張で終わりだ。来月からは会社に入って20年目ということになる。

 さて、毎年ぎりぎりになってしまうQES(品質工学研究発表大会)の論文だが、ようやく完成した。パラメータ設計の効率化で、適用事例では16倍以上の実験(計算)工数削減になっている。

 高周波回路、光学系、薬学系など、必ずしも基本機能が明確な技術ばかりではない。その場合交互作用が大きくて、ロバスト設計が適用しにくかったような分野でも、今回提案する方法では、再現性も確保しつつ、工数を大幅に削減できるもので、聴講者の反応に期待している。

 通勤路の桜はほぼ満開。4月からは技術士2次試験の受付も始まる。また新たな挑戦である。

2013/03/24

【今日の言葉112】

「知らない」なら知ろうとするべきですし、「知っている」なら疑おうとしなけければ、大切なことは何一つ見えてきません。

品質工学でも、反射的に機能が何かを言い当てられるようになったら、そろそろ注意信号なのかもしれません。「それはもうわかっている」「こんなことは当たり前だ」・・・に気をつける必要があります。

昇段試験の課題提出

 書道の昇段試験(二段)を受けた。今回からは条幅も加わり、半紙の草書・行書・楷書をあわせると4品ということで、何とか合間を見つけて作品を完成(十分時間を取れなかったので、満足のいく出来ではないが・・・)。

 条幅は初めて書いたが、やはり大きい紙に書くと、書道をやっている気持ちになり、それだけで楽しく書くことができた。

 これを機会に落款印を新調した(といっても、1本1000数百円の安価なものだ)。※今回使ったものは従来の印。

 合否発表は1~2ヶ月先になる。


マグロカマソテーとチリワイン

 年1回楽しみにしている生協のマグロづくしのセットの中の1つに、加熱用のマグロのカマがあったので、醤油ベースで軽くソテーしてもらい、付け合せにアボカドのソースを。マグロの脂がたまりませんね。それに、この季節ならではで、菜の花とホタルイカのパスタ。イカのミソのコクと、菜の花のほのかな苦味が最高。

 ワインはサンタ・アルバラというチリワイン。1本1400円のが2本で2000円になっていた。飲みやすく、ふくよかで、中途半端なフランスワインよりコスパは上。

 大分、暖かくなってきましたね。そろそろ桜の季節です。

2013/03/10

QES2013発表大会にエントリー

 2013年6月20日~21日に品質工学会主催で、第21回品質工学研究発表大会(QES2013)が開催される。QES2005から発表参加し続けて(1年だけ発表できず)、今回で8回目の発表になる。テーマ概要は4月上旬にQESのホームページで公表されるが、SN比(2008,2009,2010年)→MTシステム(2011,2012年)とつづいて、2013年度はパラメータ設計の研究である。単なるアプリケーションではないので、興味のある方はぜひご聴講いただきたい。発表は初日午前の壇上である。

 QES2013では、発表と恒例の評議委員会に加えて、2年ぶりに司会を仰せつかった。2日目午後のMTシステムのセッション担当の予定である。

 肝心の予稿論文(4ページ、4/5締め切り)が、まだ作成中である。急がねばならない。(汗)

ポークソテーゆず胡椒とバーニャカウダ

 野菜がいっぱい食べられるということで、バーニャカウダが大好きで、これをつまみに白ワインを飲むと、なんだか体に良いことをしている気分になれるほどだ(彩りも良いですね!)。パスタはホウレン草の平麺にカニクリームソース、メインはポークソテーを焼いたのに、ゆず胡椒を添えたシンプルなもの。あと、何か(思い出せない・・・)のカツだが、我が家風なのは、揚げるのではなく、オーブントースターで焼くこと。これで余分な油を使わずに、カラっと仕上がるのだ。

 白ワインは、「レ・タンヌ・オクシタン・ソービニヨン・ブラン」という、やや辛口のフランス産。

ラム肉のラックを豪快に丸焼き

 ラム肉のラック(子羊の肋肉)を行き着けの肉屋で買ってきたので、オーブンで豪快に丸焼きにした。味付けはシンプルなハーブソルトで。その奥は、タマネギとパセリに隠れて見えないが、大好きなタコのマリネだ。オリーブオイルたっぷりで、体に悪いものが何一つない。真ん中の写真は、これも手製のフォカッチャ(ハム。チーズ・バジル)。

 ラム肉とくれば、ワインは赤で鉄板。ストックがなかったので、近くのイカリスーパーで急遽調達。
「レ・ヴィネロン・デ・モンブラン・コート・デ・トング・メルロー」というフランスワインでした。


人にかかわりながら学ぶ

 仕事の役割柄、人に教えたり、技術の指導をすることが多いが、「学ぶ」という観点から見ても、「教える」というのは非常に効果の高い学習方法のようだ。

 ある調査によれば、「ただ黙って講義を聞く」の学習内容の定着率を1とすると、「グループ討議」はその10倍、「自ら体験する」は15倍、「他の人に教える」は18倍の効果があるとのこと。

 「他の人に教える」ことで自らも成長できるのは、講師・リーダーの役得ということだ。

 品質工学等の社内、社外の講座では、自ら体験する演習や、考えを分かち合うグループ討議も少し取り入れているが、人に教えさせる演習を取り入れられると面白いと感じた次第である。

【今日の言葉111】

リーダーシップ過大評価してはいけない。一人の「バカ」をリーダーに変えたのは最初のフォロワーだったのです。

(アメリカの企業家、ミュージシャン、サーカスの道化師でもあったシヴァース氏のスピーチ「社会運動はどうやって起こすか」より)


「最初にリーダーが勇気をもって立ち上がり嘲笑される必要があります。ここで最初のフォロワー(追随者)が非常に重要な役割を担っています。みんなにどう従えばいいかを示すのです。」
「スゴイことをしている孤独なバカを見つけたら、立ち上がって参加する最初の人間になる勇気をもってください。」

品質工学など組織の改善変革のような、一種の社会運動を起こすための教訓として。

2013/02/17

ビッグデータの活用で日本の課題解決を

 受験対策でいろんな本を読んでいるが、面白い本で出会った。日経文庫「ビッグデータ・ビジネス」(鈴木良介著)だ。

 近年、世の中の多くの仕組み(業務システム、消費者用サービス等)の電子化、自動化が進み、またセンサ類の多様化、小型化、低廉化にともない、膨大な電子データが蓄積されている。これらの大規模なデータ(ビッグデータ)を解析、活用することで、多様なサービスの提供や、新しい需要の掘り起こしなどに応用されている。

 面白いと思ったのは、第6章の社会課題の解決への応用である。本書には以下のように例示されている。

●世界的な食料不足予測
●交通の予測
●経済危機発生予測
●走行データを使用した交通事故の抑制
 (衝突防止システム、急ブレーキは多い地点の割り出し、
  保険料への反映による安全運転への動機付け、等)
●犯罪可能性の高い時間、地点への予測と警官の重点配備による犯罪対策
●モーションキャプチャ技術を用いた万引きの発見、予防
●自殺を示唆する情報からの予防  など

 このようなビッグデータの活用により、さまざまな社会問題の解決につなげることができそうである。もちろん、品質工学のMTシステムへの応用が非常に期待される分野である。

 品質工学会でも「大きな課題への応用を」とよく言われている。データの収集など難しい面は抱えているが、上記のような切り口が新しい研究開始の一助となれば幸いである。

鶏のネギソースとCHシェロー2005

 ボルドーの当たり年を言われている2005年のワイン6本セットのうちの1つ。1本1500円もしなかったように記憶するが、デイリーには十分。(^Q^)

 鶏ももを大きいままじっくりカラアゲにして、醤油ベースのピリカラのネギソースを掛けて。栗原はるみさんのレシピで、大好物。

 サイドのスモークサーモンは成城石井のだったか(あいまい)。それとレンコンのガーリックソテーですね。

2013/02/11

チキンスモークとシャンパーニュ

 引き続き、たまっている写真をアップしていきます。ようやく昨年のクリスマス。

 ここ数年年末に取り寄せている、北海道美瑛の歩人(ほびっと)さんのチキンスモーク。最近、ファンが増えたのか、発売開始からすぐに申し込まないと、買いそびれそうになるほど。骨つきなので、チキンを食べ終わったら、骨はとっておいて、スープにしたり、雑炊風にしたり。

 ワインは張り込んで(といっても数千円だけど)、シャンパーニュを。他の料理はタコろブロッコリーのパスタとバーニャカウダ。後者は温野菜がバリバリ食べられるので、よく出してもらう。

品質工学入門セミナーが終了

 毎年2回開催されております、日本規格協会(関西支部)の品質工学入門セミナーが、2/7(木)~2/8(金)の2日間で行われ、今回は10名の方に参加いただきました。

 1名の方を除いては品質工学はまったく初めてということで、このセミナーが狙いとしております、パラメータ設計に入る前の、機能性評価(機能、ノイズ因子、SN比)が大切、という点を中心に、じっくりと基本の基本を講義させていただきました。

 また、昨年度より始めました「パラメータ設計(機能性評価)計画+データ解析」ツールの無料配布も引き続き実施させていただきました。

 2日目の講義はT先生にお願いしましたので、アンケートの結果等、反響は連休明け以降に集計しますが、後日アップできればと思います。

 2013年度は6月と、翌年の1月に開催予定です。

2013/01/28

CH.オー・ブレニャン2005

さらに続きます。
シャトー・オー・ブリオンならぬ、オー・ブレニャン。

とはいえ、ボルドーの当たり年2005年ものなので、コスパは高い。
ヒコニャンといい勝負かもしれない。

カニの爪フライ、トマトナスパスタ、ピカタでぐびりと。


白ワイン(シャブリ)とあっさりメニュー

写真を整理するために、今頃、12月の食卓を投稿。
ワインは白のシャブリだったらしい。
料理は、キノコとキャベツのパスタ、舌平目のソテー、タラモサラダ。

たまにはこういう、あっさり系の組み合わせもいいですね。

2013/01/09

25年度技術士試験要綱が発表

1/7に25年度の技術士試験要綱が発表になった。
新しい情報としては、2次の筆記試験が8月4日(日)に決定したこと。
夏休みのど真ん中である。例年だとちょうど1週間ぶち抜きで北海道に行くシーズンである。
こうなれば、前半の休み(7月末~8月上旬)は受験に打ち込める。例年の北海道旅行はとりあえずペンディングだ。

 技術体験論文がなくなって、その代わりの一部が業務経歴書の700字程度の業務内容詳細記載欄に以降するという事前の情報だったが、ふたを開けてみればそのとおりで、720字で業務経歴のうち1つを詳述するようになっている。ここまで当たっていれば、これはもう予想というより、関係者の中では既定の路線だったのであろう。

 それはともあれ、この720字というのが結構曲者である。しかも図表は不可ときている。ためしに、「これは」とおもう経歴を1つ選んで書いてみたが、少し説明しだすと720字などすぐに埋まってしまう。かといってあまり簡潔な表現では、分野外の審査官の方にすんなり理解してもらえるかどうか。面接でこれも資料に使われるということなので、口答での説明の余地はあるのだろうが、かなり文章を練らないと書きにくいのは確かである。幸い、知人に経営工学部門の技術士の方がおられるので、いずれ相談させていただくつもりだ(ものづくり革新ナビのKさんです)。

 技術部門は経営工学と前から決まっていあたが(他の部門もありえるが、またの機会に取ってもよい)、迷っていた選択科目は「数理・情報」でいくつもりだ。そのほうが経歴が生かせるし、技術士取得後もカラーを出せると思ったからだ(おそらく、生産マネジメントは大勢いらっしゃる)。

 さらに、専門とする事項はいろいろ考えたが、やはり「品質工学」のワードはいれようと思う。先日ネットで探していたら、専門とする事項が品質工学で同部門の技術士の方がおられたので、「いける!」と思った次第だ。

 とにかく8月までは勝負である。それが終われば筆記試験合格者のみ、冬に面接ということで、少し息をつける。土曜から昨日あたりまで風邪がひどかったが、そろそろ復活なので、またエンジンをかけなおしていきたい。
 

2013/01/04

書初め

今年の4月で書道をはじめて3年になります。
ようやく初段までたどり着きましたが、次の段からは、条幅が始まります。

今年の書初めは「白雲(はくうん)が幽石(ゆうせき)を抱(いだ)く」。

 

2013/01/03

【今日の言葉110】 謹賀新年

人に教えることによって、まだ自分ができていないところ、勇気をもって前に進んでいかなければならないところを思い知らされるでしょう。

本田健「40代にしておきたい17のこと」より。

皆様、明けましておめでとうございます。
このブログもおかげさまを持ちまして、50000PVを越えることができました。

備忘録のようなもので、読み手のことを考えた内容にはなかなかなっていないとは思いますが、たまに覗いていただければ幸いです。本年もよろしくお願いします。

さて、ここ2年ほどは品質工学を中心とした、設計段階での品質つく込み活動の全社展開を実施しており、本格的に次の設計品質作りこみリーダーを育成して行く活動に邁進しています。

冒頭の言葉にあるとおり、まだまだ勉強不足のところ、十分考えきれておらず修正や新しいアイデアが必要なところ、さらに前に進んでいかなければならないところなどに、日々思い知らされています。

下名は20代後半~30代前半のころ、メンターと言える素晴らしい上司に出会えることができましたが、そういう「人との出会い」というのを大切にしていきたいですね。

昨年度より、幅を広げるために経営工学(IE、OR、QC、情報工学など)を勉強中ですが、目標(技術士)もさることながら、毎日の勉強の習慣と、得られた知識を実践に生かすことによる見識の獲得が、なによりの宝になると考えています。

今年も、1に家族、2に健康、3に仕事と言って憚ることなく、楽しく過ごせればと思います。