2010/05/17

【今日の言葉056】

「空気を読む」人ばかりが多くなっているが、実は「空気は作るもの」だ。

#田中和彦「42歳からのルール」より。
 政策はともかくとして、分かりやすい言葉で国民を巻き込んでいった、小泉純一郎もと首相は、空気を作る名人で、信念を曲げずに悲願の郵政民営化をやってのけたのは、それはそれですごいことだ。
 ワンワードの魅力が、この本にも満載で、「企画書は厚さより、熱さ」や「熱は一人でいると冷める(熱のある場所に常に実を置け)」など示唆に富む。

2010/05/16

ラザニア初体験&チキンアボカドディップ


我が家ではじめてラザニアなるものが出てきた。
ホワイトソース・ミートソース・チーズが全開で旨いのだが、いかにもハイカロリー ^^;;

ちょうどいいことに、イナリア料理(だよね?)に、イタリアはシチリア産のワイン。
ヴィラ・ルチア・アリアニコ・シチリア・IGT(2008)で、これも近くのリカーショップで1000円くらい。
そこそこ味があって、しかも飲みやすい。
少し気温が上がってくると、濃厚なのより、ちょっとサッパリめを冷してがいいですね。

それと、準メインにはチキンの照焼きをアボカドのディップで。
これは栗原はるみさんのレシピで、結構うちでは定番。
一見濃いそうにみるけど、ディップの中身はアボカドとカッテージシーズと豆腐なので、わりとヘルシー。

最近、グルメ関係のブログと化していますが、よろしくお付き合いのほどを。


2010/05/15

損失関数とテイラー展開は関係ない

 損失関数の導出の式が教科書に載っているが、まず最初の損失の定義式は実はなんでもいい。そのあとにテイラー展開して2次の項を残すというストーリーなので、境界条件(関数が原点をとおって、原点ではなめらかにつながる、つまり微係数が0)さえ前提として受け入れればそれで十分である。

 しかるに、ここで任意の損失の定義式を近似するのに、テイラー展開すなわち多次元式で展開する必然性は、そこでは述べられていない。別にフーリエ変換でもいいはずである(SinまたはCosカーブの頂点の部分を原点にもっていけば、2次式と同じようにもとの境界条件を満たすことができる)。

 しかし、損失関数が2次式で表されるというのは、この損失関数の導出とは別の観点で必然性がある。つまり、損失はエネルギーに比例する量であることと、計測する特性値(基本機能の出力)がエネルギーの平方根に比例する量にする戦略から、この両者が整合するのである。もちろん、評価尺度であるエネルギー比型SN比もそれに整合すると考えている。

 よって、テイラー展開はそれ自体に必然性はないが、何を計測するか、どのような量が損失に比例するかという、品質工学の基本原則から損失関数は2次関数になるべきで、それがたまたまテイラー展開の低次項をとった式に一致すると考えるべきである。

 宮川雅巳先生の「品質を獲得する技術」には、前提条件を満たすもっとも簡単な関数形は2次式である、というまったく論理的かつ理解しやすいな記述があるが、そのとおりであると思う。

 だれしも、数式で説明されているものはいかにも正しいように思い込んでしまうきらいがあるが、テキストに古くから記載されているからといって、考え方を鵜呑みにするのは危険である。

【今日の言葉055】

他人と同じことをするほうが、他人と違うことをするよりも、実はリスクが大きい。

#常盤文克「モノづくりのこころ」より。
 「重要なことは他社との競争ではなく、これまで消費者がみたこと、経験したこともないような商品の開発である。(中略)職人の生き方と仕事振りにそのモデルがあるのではないか、と考えている」

長田・マルヨネの肉を見よ!


最近、ワインのコーナーからかなり逸脱しているが、ぜひ紹介したいお肉屋さんがある。
神戸は新長田の南、本町商店街にある、マルヨネさん。

とにかく種類が豊富で値段が安い。
実家(神戸市長田区)で焼肉をするときは、かならずここでキロ単位の大人買いをする。
(ロース、ハラミ、ミックスホルモンがグラム300円前後!)

牛肉ももちろん美味しいのだが、豚のスペアリブがグラム138円!
これをオレンジママレード、しょうゆ、にんにく、しょうがなどで漬け込んでオーブンで焼いたのがこれ!これは旨い&安すぎる。

左はラタトゥイユ、右奥はタコ・セロリ・ジャガイモのマリネでサッパリと。
ワインはこれも手近なところで1000円くらいのイタリア産のプリミーボ・プーリア・IGT。
こういう料理だとなおさらワインが進みますね。

おまけ画像は、左下が新長田の鉄人28号像、右下が別の日にマルヨネで買ってきた焼肉用の肉)。
バーベキューするときはぜひお立ち寄りを!

2010/05/03

京都先斗町の「炭とら」



 ワインとは関係なく、バリバリの和食でしかも少し前にいったところなのだが、どうしてもこのblogに記録として残しておきたいと思いアップしたしだい。

  最近は木屋町のほうは結構若い人向けというか、ちょっと風俗が荒れている感じなので、いっちょ先斗町でもいってみるかと、店を散策。 恐るに足らず、ほとんどの店先に値段が書いたメニューを掲示しているので、一見さんでも安心して入れる店が大勢の模様。

 メニュー的によさげな炭火焼居酒屋「炭とら」さん、これが大当たり。料理はすべてが好みで、野菜の素材がよく、おいしい。店員さんの接客もテキパキとしていて好感をもてたし、狭い店(テーブル、カウンター各8名ずつくらい)だけど、これは絶対リピート、のお店です。

2010/05/02

マ・サン・ローラン・ヴィエイユと鰹のカルパッチョなど



 フランス産の地ワイン(ヴァン・ド・ペイ)だが、平均樹齢70年の葡萄を使用。畑は恐竜の卵が出土する中生代の土壌だとか(我々の世代だと、「のび太の恐竜」を思い出しますねぇ)。ショップで確か1500円くらい。熟成感もあり、この価格にしてはなかなか。

 カツオのカルパッチョは赤にあう。奥は旬のホタルイカを使ったトマトパスタで、うちでは定番(blogでももう3回目の登場・・・)。定番といえば、アボカドとトマトのサラダも。。。

 TVを消して、Michael HedgesのCDなんかを聞きながら、というのがいいですね。